•   0  (日程・名簿)
  •   1  議長(星順一)
  •   2  15番(伊藤吉浩)
  •   3  議長(星順一)
  •   4  市長(布施孝尚)
  •   5  議長(星順一)
  •   6  15番(伊藤吉浩)
  •   7  議長(星順一)
  •   8  市長(布施孝尚)
  •   9  議長(星順一)
  •  10  15番(伊藤吉浩)
  •  11  議長(星順一)
  •  12  産業経済部長(真山誠喜)
  •  13  議長(星順一)
  •  14  15番(伊藤吉浩)
  •  15  議長(星順一)
  •  16  産業経済部長(真山誠喜)
  •  17  議長(星順一)
  •  18  15番(伊藤吉浩)
  •  19  議長(星順一)
  •  20  産業経済部長(真山誠喜)
  •  21  議長(星順一)
  •  22  15番(伊藤吉浩)
  •  23  議長(星順一)
  •  24  産業経済部長(真山誠喜)
  •  25  議長(星順一)
  •  26  15番(伊藤吉浩)
  •  27  議長(星順一)
  •  28  産業経済部長(真山誠喜)
  •  29  議長(星順一)
  •  30  15番(伊藤吉浩)
  •  31  議長(星順一)
  •  32  産業経済部長(真山誠喜)
  •  33  議長(星順一)
  •  34  15番(伊藤吉浩)
  •  35  議長(星順一)
  •  36  産業経済部長(真山誠喜)
  •  37  議長(星順一)
  •  38  15番(伊藤吉浩)
  •  39  議長(星順一)
  •  40  産業経済部長(真山誠喜)
  •  41  議長(星順一)
  •  42  15番(伊藤吉浩)
  •  43  議長(星順一)
  •  44  産業経済部長(真山誠喜)
  •  45  議長(星順一)
  •  46  15番(伊藤吉浩)
  •  47  議長(星順一)
  •  48  産業経済部長(真山誠喜)
  •  49  議長(星順一)
  •  50  15番(伊藤吉浩)
  •  51  議長(星順一)
  •  52  市長(布施孝尚)
  •  53  議長(星順一)
  •  54  26番(伊藤栄)
  •  55  議長(星順一)
  •  56  市長(布施孝尚)
  •  57  議長(星順一)
  •  58  議長(星順一)
  •  59  26番(伊藤栄)
  •  60  議長(星順一)
  •  61  建設部長(高橋千壽)
  •  62  議長(星順一)
  •  63  26番(伊藤栄)
  •  64  議長(星順一)
  •  65  建設部長(高橋千壽)
  •  66  議長(星順一)
  •  67  26番(伊藤栄)
  •  68  議長(星順一)
  •  69  市長(布施孝尚)
  •  70  議長(星順一)
  •  71  建設部長(高橋千壽)
  •  72  議長(星順一)
  •  73  26番(伊藤栄)
  •  74  議長(星順一)
  •  75  副市長(井林貢)
  •  76  議長(星順一)
  •  77  市長(布施孝尚)
  •  78  議長(星順一)
  •  79  26番(伊藤栄)
  •  80  議長(星順一)
  •  81  企画部長(佐藤順悦)
  •  82  議長(星順一)
  •  83  社会教育次長(阿部静男)
  •  84  議長(星順一)
  •  85  26番(伊藤栄)
  •  86  議長(星順一)
  •  87  企画部長(佐藤順悦)
  •  88  議長(星順一)
  •  89  26番(伊藤栄)
  •  90  議長(星順一)
  •  91  市長(布施孝尚)
  •  92  議長(星順一)
  •  93  26番(伊藤栄)
  •  94  議長(星順一)
  •  95  総務部長(小野寺富雄)
  •  96  議長(星順一)
  •  97  26番(伊藤栄)
  •  98  議長(星順一)
  •  99  市長(布施孝尚)
  • 100  議長(星順一)
  • 101  26番(伊藤栄)
  • 102  議長(星順一)
  • 103  教育長(佐藤壽昭)
  • 104  議長(星順一)
  • 105  10番(浅野敬)
  • 106  議長(星順一)
  • 107  議長(星順一)
  • 108  市長(布施孝尚)
  • 109  議長(星順一)
  • 110  10番(浅野敬)
  • 111  議長(星順一)
  • 112  市長(布施孝尚)
  • 113  議長(星順一)
  • 114  病院事業管理者(大橋章)
  • 115  議長(星順一)
  • 116  10番(浅野敬)
  • 117  議長(星順一)
  • 118  病院事業管理者(大橋章)
  • 119  議長(星順一)
  • 120  10番(浅野敬)
  • 121  議長(星順一)
  • 122  病院事業管理者(大橋章)
  • 123  議長(星順一)
  • 124  10番(浅野敬)
  • 125  議長(星順一)
  • 126  病院事業管理者(大橋章)
  • 127  議長(星順一)
  • 128  10番(浅野敬)
  • 129  議長(星順一)
  • 130  病院事業管理者(大橋章)
  • 131  議長(星順一)
  • 132  10番(浅野敬)
  • 133  議長(星順一)
  • 134  病院事業管理者(大橋章)
  • 135  議長(星順一)
  • 136  10番(浅野敬)
  • 137  議長(星順一)
  • 138  病院事業管理者(大橋章)
  • 139  議長(星順一)
  • 140  市長(布施孝尚)
  • 141  議長(星順一)
  • 142  10番(浅野敬)
  • 143  議長(星順一)
  • 144  市長(布施孝尚)
  • 145  議長(星順一)
  • 146  10番(浅野敬)
  • 147  議長(星順一)
  • 148  市長(布施孝尚)
  • 149  議長(星順一)
  • 150  10番(浅野敬)
  • 151  議長(星順一)
  • 152  市長(布施孝尚)
  • 153  議長(星順一)
  • 154  10番(浅野敬)
  • 155  議長(星順一)
  • 156  危機管理監(阿部力郎)
  • 157  議長(星順一)
  • 158  10番(浅野敬)
  • 159  議長(星順一)
  • 160  29番(八木しみ子)
  • 161  議長(星順一)
  • 162  市長(布施孝尚)
  • 163  議長(星順一)
  • 164  29番(八木しみ子)
  • 165  議長(星順一)
  • 166  市民生活部長(星英雄)
  • 167  議長(星順一)
  • 168  29番(八木しみ子)
  • 169  議長(星順一)
  • 170  市民生活部長(星英雄)
  • 171  議長(星順一)
  • 172  議長(星順一)
  • 173  29番(八木しみ子)
  • 174  議長(星順一)
  • 175  市民生活部長(星英雄)
  • 176  議長(星順一)
  • 177  29番(八木しみ子)
  • 178  議長(星順一)
  • 179  市民生活部長(星英雄)
  • 180  議長(星順一)
  • 181  29番(八木しみ子)
  • 182  議長(星順一)
  • 183  市民生活部長(星英雄)
  • 184  議長(星順一)
  • 185  29番(八木しみ子)
  • 186  議長(星順一)
  • 187  総務部長(小野寺富雄)
  • 188  議長(星順一)
  • 189  29番(八木しみ子)
  • 190  議長(星順一)
  • 191  市民生活部長(星英雄)
  • 192  議長(星順一)
  • 193  29番(八木しみ子)
  • 194  議長(星順一)
  • 195  市長(布施孝尚)
  • 196  議長(星順一)
  • 197  29番(八木しみ子)
  • 198  議長(星順一)
  • 199  22番(沼倉利光)
  • 200  議長(星順一)
  • 201  市長(布施孝尚)
  • 202  議長(星順一)
  • 203  22番(沼倉利光)
  • 204  議長(星順一)
  • 205  産業経済部長(真山誠喜)
  • 206  議長(星順一)
  • 207  22番(沼倉利光)
  • 208  議長(星順一)
  • 209  産業経済部長(真山誠喜)
  • 210  議長(星順一)
  • 211  22番(沼倉利光)
  • 212  議長(星順一)
  • 213  産業経済部長(真山誠喜)
  • 214  議長(星順一)
  • 215  22番(沼倉利光)
  • 216  議長(星順一)
  • 217  産業経済部長(真山誠喜)
  • 218  議長(星順一)
  • 219  22番(沼倉利光)
  • 220  議長(星順一)
  • 221  産業経済部長(真山誠喜)
  • 222  議長(星順一)
  • 223  22番(沼倉利光)
  • 224  議長(星順一)
  • 225  産業経済部長(真山誠喜)
  • 226  議長(星順一)
  • 227  議長(星順一)
  • 228  22番(沼倉利光)
  • 229  議長(星順一)
  • 230  産業経済部長(真山誠喜)
  • 231  議長(星順一)
  • 232  22番(沼倉利光)
  • 233  議長(星順一)
  • 234  産業経済部長(真山誠喜)
  • 235  議長(星順一)
  • 236  22番(沼倉利光)
  • 237  議長(星順一)
  • 238  産業経済部長(真山誠喜)
  • 239  議長(星順一)
  • 240  22番(沼倉利光)
  • 241  議長(星順一)
  • 242  市長(布施孝尚)
  • 243  議長(星順一)
  • 244  22番(沼倉利光)
  • 245  議長(星順一)
  • 246  産業経済部長(真山誠喜)
  • 247  議長(星順一)
  • 248  22番(沼倉利光)
  • 249  議長(星順一)
  • 250  産業経済部長(真山誠喜)
  • 251  議長(星順一)
  • 252  22番(沼倉利光)
  • 253  議長(星順一)
  • 254  6番(阿部正一)
  • 255  議長(星順一)
  • 256  市長(布施孝尚)
  • 257  議長(星順一)
  • 258  6番(阿部正一)
  • 259  議長(星順一)
  • 260  市民生活部長(星英雄)
  • 261  議長(星順一)
  • 262  6番(阿部正一)
  • 263  議長(星順一)
  • 264  市民生活部長(星英雄)
  • 265  議長(星順一)
  • 266  6番(阿部正一)
  • 267  議長(星順一)
  • 268  市民生活部長(星英雄)
  • 269  議長(星順一)
  • 270  6番(阿部正一)
  • 271  議長(星順一)
  • 272  市民生活部長(星英雄)
  • 273  議長(星順一)
  • 274  6番(阿部正一)
  • 275  議長(星順一)
  • 276  市長(布施孝尚)
  • 277  議長(星順一)
  • 278  6番(阿部正一)
  • 279  議長(星順一)
  • 280  企画部長(佐藤順悦)
  • 281  議長(星順一)
  • 282  6番(阿部正一)
  • 283  議長(星順一)
  • 284  企画部長(佐藤順悦)
  • 285  議長(星順一)
  • 286  6番(阿部正一)
  • 287  議長(星順一)
  • 288  企画部長(佐藤順悦)
  • 289  議長(星順一)
  • 290  6番(阿部正一)
  • 291  議長(星順一)
  • 292  企画部長(佐藤順悦)
  • 293  議長(星順一)
  • 294  6番(阿部正一)
  • 295  議長(星順一)
  • 296  企画部長(佐藤順悦)
  • 297  議長(星順一)
  • 298  6番(阿部正一)
  • 299  議長(星順一)
  • 300  市長(布施孝尚)
  • 301  議長(星順一)
  • 302  6番(阿部正一)
  • 303  議長(星順一)
  • 304  産業経済部長(真山誠喜)
  • 305  議長(星順一)
  • 306  6番(阿部正一)
  • 307  議長(星順一)
  • 308  産業経済部長(真山誠喜)
  • 309  議長(星順一)
  • 310  6番(阿部正一)
  • 311  議長(星順一)
  • 312  産業経済部長(真山誠喜)
  • 313  議長(星順一)
  • 314  6番(阿部正一)
  • 315  議長(星順一)
  • 316  建設部長(高橋千壽)
  • 317  議長(星順一)
  • 318  6番(阿部正一)
  • 319  議長(星順一)
  • 320  建設部長(高橋千壽)
  • 321  議長(星順一)
  • 322  6番(阿部正一)
  • 323  議長(星順一)
  • 324  建設部長(高橋千壽)
  • 325  議長(星順一)
  • 326  6番(阿部正一)
  • 327  議長(星順一)
  • 328  建設部長(高橋千壽)
  • 329  議長(星順一)
  • 330  6番(阿部正一)
  • 331  議長(星順一)
  • 332  建設部長(高橋千壽)
  • 333  議長(星順一)
  • 334  6番(阿部正一)
  • 335  議長(星順一)
  • 336  市民生活部長(星英雄)
  • 337  議長(星順一)
  • 338  6番(阿部正一)
  • 339  議長(星順一)
      平成22年第4回登米市議会 定 例 会 会議録(第3号)
 平成22年12月6日(月曜日)
1.出席議員(30名)
   1番 金 野 静 男 君       2番 工 藤 淳 子 君
   3番 小野寺 金太郎 君       4番 武 田 節 夫 君
   5番 遠 藤   音 君       6番 阿 部 正 一 君
   7番 佐々木   一 君       8番 田 口 政 信 君
   9番 及 川 長太郎 君      10番 浅 野   敬 君
  11番 菅 原 幸 夫 君      12番 二階堂 一 男 君
  13番 相 澤 吉 悦 君      14番 浅 田   修 君
  15番 伊 藤 吉 浩 君      16番 庄 子 喜 一 君
  17番 關     孝 君      18番 田 口 久 義 君
  19番 佐 藤 恵 喜 君      20番 及 川 昌 憲 君
  21番 佐 藤 尚 哉 君      22番 沼 倉 利 光 君
  23番 佐 藤   勝 君      24番 岩 淵 勇 一 君
  25番 中 澤   宏 君      26番 伊 藤   栄 君
  27番 熊 谷 憲 雄 君      28番 岩 淵 正 宏 君
  29番 八 木 しみ子 君      議 長 星   順 一 君
1.欠席議員(なし)
1.遅刻議員(3名)
   9番 及 川 長太郎 君      23番 佐 藤   勝 君
  27番 熊 谷 憲 雄 君
1.早退議員(2名)
  11番 菅 原 幸 夫 君      14番 浅 田   修 君
1.説明のため出席した者の氏名
  市     長  布 施 孝 尚 君   副  市  長  井 林   貢 君
  総 務 部 長  小野寺 富 雄 君   企 画 部 長  佐 藤 順 悦 君
  市民生活部長   星   英 雄 君   産業経済部長   真 山 誠 喜 君
  建 設 部 長  高 橋 千 壽 君   市長公室長    北 條 敏 夫 君
  財 政 課 長  千 葉 雅 弘 君   福祉事務所長   岩 淵 高 雄 君
  危機管理監    阿 部 力 郎 君   会計管理者    及 川 登志郎 君
  環境事業所長   佐々木 直 美 君   教  育  長  佐 藤 壽 昭 君
  教 育 次 長              教 育 次 長
  (学校教育)   中津川 定 幸 君   (社会教育)   阿 部 静 男 君
                       農業委員会
  病院事業管理者  大 橋   章 君   事 務 局 長  五十嵐 孝 也 君
                       消 防 本 部
  水道事業所長   菅 原   守 君   消  防  長  金   和 男 君
                       監 査 委 員
  医療局次長    渡 邊 武 光 君   事 務 局 長  伊 藤 安 則 君
1.事務局出席職員氏名
                       議会事務局
  議会事務局長   星   富 雄 君   次     長  佐 藤 昌 彦 君
  議会事務局長               議会事務局
  補佐兼議事                議事・調査係
  ・調査係長    佐 藤 真 吾 君   主     幹  蛇 好 芳 則 君
  議会事務局                議会事務局
  議事・調査係               議事・調査係
  主     幹  高 橋 正 博 君   主     査  加 藤 善 己 君
  議会事務局
  議事・調査係
  主     事  千 葉 三智子 君
1.本日の会議に付した事件
  第1 会議録署名議員の指名
  第2 一般質問
          開会 午前10時00分
議長(星 順一君) おはようございます。
 ただいまから平成22年第4回登米市議会定例会第3日目の会議を開きます。
 9番、及川長太郎君、23番、佐藤 勝君、27番、熊谷憲雄君より遅参の届け出があります。
 説明のため、本議場への出席者は、市長及びその受任者並びに監査委員、農業委員会会長、教育委員会委員長、選挙管理委員会委員長の受任者であります。
 医療局長、石井 洋君より診療のため欠席する旨の届け出があります。
 本日の議事日程は、お手元に配布のとおりであります。
 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第83条の規定により、28番、岩淵正宏君、29番、八木しみ子君を指名いたします。
 日程第2、引き続き、一般質問を行います。
 通告の順序に質問を許可します。
 初めに、15番、伊藤吉浩君の質問を許します。
15番(伊藤吉浩君) おはようございます。15番、伊藤でございます。
 なかなか風邪ぎみでありますけれども、登米・みらい21を代表いたしまして、農業、農政について大きくは1点、「農家所得の向上対策と環境保全米のトータル戦略は」というような内容でお聞きしたいと思います。
 現在、日本農業は構造的問題を抱え、担い手が育たず、高齢化が進み、農家所得の減少と、まさに危機的状況にあるわけでありますが、こういった中、昨年の夏、民主党鳩山政権が誕生し、日本の政治は大きく変わりました。特に農業政策においては、自民党は大規模促進による生産性の向上を目指しておりましたが、民主党農政は戸別の農家に補助金を支給することによって自由貿易協定を進め、国内生産を拡大しようとしていることが大きく異なる点であります。
 こうした中、ことしの秋、初めて米の収穫を迎えたわけでありますが、記録的な猛暑の影響を受け品質は大きく低下しております。さらに、過剰作付による米余りと戸別補償制度がスタートしたことによりまして、集荷業者による安値買いが広がり、全国的に新米価格は大きく下落しているというふうなことであります。ことしの概算金は、何と1俵8,700円という信じられない状況となり、農家経済は大きな打撃を受けております。さらに、21年産の米の在庫は、みやぎ登米において、9月時点で20万俵の在庫を抱えるというかつてない状況となり、今まさに米の需給体制と価格の安定対策が急務となっているというふうに考えます。
 さらに、政府は唐突に、TPP関係国との協議開始を盛り込んだ経済連携の基本方針を決定いたしました。TPP参加については、輸出業者を中心とした経済界の強い圧力とはいえ、米を含めて例外なきすべての品目、分野において関税が撤廃されれば、国内農業は壊滅的打撃を受けることになります。TPP参加は、日本の国益全体を守ることには決してならないというふうに考えます。
 こういった観点から、まず第1点目、所得補償対策の状況と、本格実施に向けた方向性は。2点目、農家所得の確保、向上に向けたトータル戦略は。3点目、21年産環境保全米の取り組みと販売戦略をどう分析するのか。4点目、22年の環境保全米の取り組みと今後のトータル戦略は。5点目、農地・水・環境向上対策の状況と今後の取り組み、方向性は。6点目、TPPに対する考えはというようなことで、市長に所見を伺います。
議長(星 順一君) 答弁を求めます。市長、布施孝尚君。
市長(布施孝尚君) 皆さん、おはようございます。
 それでは、15番、伊藤吉浩議員のご質問にお答えさせていただきます。
 農家所得の向上対策と環境保全米のトータル戦略はについて、ご質問のあった6点についてお答えさせていただきます。
 まず第1点目の、戸別所得補償対策の状況と、本格実施に向けた方向性はについてお答えいたします。
 平成22年度の戸別所得補償モデル対策は、一部の小規模農家などを除いた9,449件の加入で、加入率は85.8%となっております。所得補償の支払いは、10アール当たり1万5,000円の固定払いが11月18日から行われているところであります。変動払いにつきましては、10月から来年1月までの平成22年産米の販売価格が標準的な販売金額1万1,978円を下回った場合に、その差額が交付される仕組みとなっており、交付時期は来年3月が予定されております。
 平成23年度から実施される農業者戸別所得補償制度につきましては、米につきましては基本的にモデル対策を踏襲しますが、新たに麦・大豆等が対象作物に加わり、面積払いと数量払いの二段階交付が行われます。さらに、激変緩和措置を発展的に解消し「産地資金」が創設され、地域の生産実態に即した取り組みを支援する仕組みが創設されることとなっております。
 2点目の農家所得の確保、向上に向けたトータル戦略はについてですが、登米市の基幹産業である農業振興の方向性を示すため、平成20年3月、登米市農業の新たな展開を目指し、登米市食料・農業・農村基本計画「登米市農業振興ビジョン」を策定いたしました。この計画では、これまで以上に消費者の視点を重視し、食の安全・安心の確保を最重点課題としてとらえ、恵まれた大地と豊かな水を生かし「顔と心とフィールドが見える産地づくり」の実現を図り、環境に配慮した持続的な農業の発展を目指しております。
 稲作では、環境保全型農業をいち早く取り入れながら、農業生産等に関する動画配信をインターネット上で行うとともに、稲アートなどにより消費者との交流を深めるなど、産地への理解を深める取り組みを展開しております。
 畜産では、飼育者の高齢化等により生産者戸数はやや減少しておりますが、乳用牛、肉用牛、肉豚は生産者個々の規模拡大が進み、平成21年度調査では繁殖牛につきましては915頭が増頭しておりますが、稲わらや堆肥等の地域資源の循環を進め、耕種農家とのつながりの中で環境重視の取り組みを推進してまいりました。
 園芸作物におきましても、キャベツが85ヘクタール、ナスが12ヘクタール、キュウリが24.3ヘクタールの栽培面積の実績となっておりますが、農薬使用量を減らし、天敵を活用した病害虫防除の推進などに取り組んでまいりました。
 これら環境に配慮した農産物につきましては、農家所得確保のため市場への安定出荷によるさらなる信頼の確保が大切であると同時に、都市部等への直売量の増加の促進、農産物の加工、販売を企業と連携する農商工連携への誘導等とあわせて、生産体制整備への取り組みも必要であります。農産物価格が押しなべて低迷、低下している現在の状況の中で、大変難しい問題ではありますが、すべての生産物をむだにしない販売戦略の構築に取り組み、関係機関と一体となり、本市の基幹産業の保持に努めてまいりたいと考えております。
 3点目の21年産環境保全米の取り組みと販売戦略をどう分析するのかについてですが、登米市の環境保全米の作付面積は8,793ヘクタールで、全水稲作付面積の約8割となっております。
 みやぎ登米農業協同組合の米の取扱状況は約64万俵で、このうち販売を全農みやぎに委託している分が87%、農協の直接販売が13%となっており、全農みやぎに委託販売しているもののうち、10月末現在で17万5,000俵の在庫が発生しております。
 このような状況は、景気の長期低迷から米につきましても低価格志向の傾向が強く、環境保全米加算を加味した中での販売苦戦が続いたということであります。特に、21年産米の販売不振が生じた際に、県内産米の中でも品質評価が高い登米市産米から先に値下げ販売を行えば、県内他産地米の販売がさらに困難に陥ることも予想されたため、登米市産米の先立っての販売を控えたことも、登米市産米の在庫が多くなった一因であると聞いております。なお、現時点において、全農みやぎの在庫となっております21年登米市産米は、来年3月までに全量販売できる見通しが立ったと聞いているところであります。
 4点目の22年産環境保全米の取り組みと今後のトータル戦略はについてですが、さきに13番議員にもお答えしたところでありますが、本市では環境保全米の栽培が県内に広がったことを踏まえ、他産地との差別化を図るべく、環境保全米生産時における二酸化炭素排出量の削減について、東北大学の指導をいただきながら「数値の見える化」に取り組んでおり、関係機関と連携し米袋への表示に取り組んでいきたいと考えております。また、環境保全米の栽培マニュアルの見直しを行い、農薬の使用成分数を8成分から6成分以内に変更し、より環境に配慮した取り組みを図り、付加価値の向上に努めてまいります。また、販売促進対策といたしましては、継続して登米市産米を使用する店舗の開拓と、一般消費者向けに環境保全米の「お試しパック」を配布し、販売促進に結びつけてまいりたいと考えております。
 このような状況を踏まえ、みやぎ登米農業協同組合においては、本年10月より専門の米販売促進担当を配置し販売対策に力を入れているところでありますが、市といたしましても、農協と連携しながら販売促進についての取り組みを支援してまいりたいと考えております。
 一方、生産コストの低減策として大きな効果が期待される水稲直播栽培をモデル的に市内全域に広め、今後の普及拡大に努めてまいります。
 5点目の農地・水・環境向上対策の状況と今後の取り組み、方向性はについてですが、本事業は平成19年から23年までの5カ年事業として、共同活動で87組織、営農活動で73組織がそれぞれ年度計画に沿って活動を実施し、地域環境の維持・改善に大きな成果を上げているところであります。
 次期対策について、国では平成23年度から現行の農地・水・環境保全向上対策を見直し、これまでの共同活動を農地・水保全管理支払交付金として、営農活動を環境保全型農業直接支援対策として実施する制度改正案を示しており、経費につきましては国の負担と地方負担の割合を1対1とし、地方負担につきましては県と市で負担するとしております。
 国では、制度改正について、現在県・市町村に対し説明会を開始しているところですが、未確定事項が多く活動組織へ改正内容を周知できない状況であります。このことをご理解いただいた上で概要を申し上げますと、これまでの共同活動である農地・水保全管理支払交付金は、従来の活動に加え施設の長寿命化を目的とした水路・農道の補修、更新といった活動が対象となる内容となっております。また、これまでの営農活動につきましては、環境保全型農業直接支援対策として、従来の化学肥料、化学合成農薬を5割以上低減した取り組みへの支援に加え、有機農業や冬期湛水管理といった生物多様性保全等に効果の高い営農活動への支援が主な内容となっております。
 本市といたしましては、次期対策に取り組んでいかなければならないものと考え、11月5日に開催された市長と県知事との意見交換会において、次期対策事業の宮城県地方負担分の予算措置について要望を行っているところであります。
 6点目のTPPに関する考え方についてですが、さきの3番議員の一般質問にもお答えしたところでありますが、大きな変革をもたらすTPPへの参加については、多大な影響が想定される農業などの分野において、国際化に対応できる産業基盤の整備による国際競争力の確立が先決であり、現在の農業を取り巻く情勢の中で参加を決定した場合には日本農業に壊滅的な打撃を与えるばかりではなく、単に物品の関税撤廃にとどまらず、食料保障、安全保障、エネルギー保障などの問題を含め、これからの国のあり方が一変するほど大きな問題であります。
 このようなことから、本市では、「農業分野を初めとする多大な影響が想定される産業分野に関して、国の責任において国際化に対応できる競争力の強化に向けた方針の策定や、実効性のある対策を講ずることが何よりも先決である」とした考え方を、宮城県市長会に提案したところであります。
 その結果、宮城県市長会では東北市長会へ提案するとともに、東北市長会と一緒に11月18日に宮城県選出国会議員及び東北各県選出国会議員並びに関係国会議員あて要望書を提出いたしております。
 今後、TPP等に臨む検討協議が国レベルで行われていくことになりますので、情報収集に努め、本市農業への影響について的確に把握しながら対応してまいりたいと考えております。
 以上、答弁とさせていただきます。
議長(星 順一君) 15番、伊藤吉浩君。
15番(伊藤吉浩君) それでは、TPPから再質に入りたいと思います。
 これまで、過去の例を参考にすれば、自由貿易によって壊滅的な打撃を受けたのは日本の林業ではないかなというふうに考えます。日本の森林は国土の66%というふうなことになっており、世界でも有数な森林国でもあるにもかかわらず、1960年に木材を自由化して以来、1995年には丸太、チップ、パルプ、紙、すべてが関税率が0%になっております。約90%だった木材自給率が今では10%台ということで、そういった厳しい環境の中、今日に至っているというのが現実であります。拙速にTPPに走ることは、そういった意味において非常に危険であると考えますし、まさに第二次世界大戦と同じように、原爆に対して竹やりで戦おうとしているようなのが今の現実ではないかと思います。
 また、日本では既にWTOを初めEPA協定をシンガポールを初め9カ国と結んでおります。そして、300品目以上の農産物が既に0%ということになっております。今、最もベストな貿易を考えれば、EPAもしくは柔軟なFTAこそが、諸外国に対して損失を緩和しながらお互いの国益を守り得る有効な手段と考えますが、その辺、市長はどうですか。
議長(星 順一君) 市長、布施孝尚君。
市長(布施孝尚君) 15番議員のご指摘のとおりと考えております。要するに、TPPの問題につきましては、それぞれの2国間の取り組みということだけではなく、すべての国との関税の撤廃というのが基本的原則でございますので、そういった意味では当事者国同士ということだけにとどまらず、そして本日の新聞等でも報道をされておりますが、それ以外の国とのむしろハードル、障壁を高くするというような指摘もあるわけでございますので、しっかりと慎重な判断の中で、こういった問題につきましては取り組まなければならないと認識をしております。
議長(星 順一君) 15番、伊藤吉浩君。
15番(伊藤吉浩君) 10月下旬、全国町村会、それから11月上旬には農林水産者関係、それから消費者団体、それから11月1日には再度941町村が加盟している町村会の会長大会におきまして、反対決議が採択されておりますので、どうかひとつ全国市長会におきましてもぜひ頑張っていただければと思います。
 次に、農地・水に入りますが、まず農地・水における取り組みで大きな問題は、事業内容の要求内容が年々変わっているというようなことだと思います。そして、それに伴いまして、新たな事務量がふえているというような点であります。さらに、したくても新たな取り組みができないという現実問題があります。これは、県の財政の問題が非常に大きいというふうに思うわけでありますが、全国的に見れば取り組み面積が50%を超えている県は既に10県以上に上っているというふうに思います。
 それから、今回国では、これまで1階部分に286億円相当、それから2階部分に48億円相当を見込んでいるというようなお話でありますが、今後1階と2階は連動していく形を継続するのか、それとも別々の事業として成り立っていくのか、その辺を確認させていただきたいと思います。
議長(星 順一君) 産業経済部長、真山誠喜君。
産業経済部長(真山誠喜君) 市長答弁の中でも触れてございますけれども、まず身近なところでは、現在行っている取り組みの中で、いわゆる2階建ての部分の県の負担部分を市でいわば負担しているという状況がございますから、これは県としても現在明らかになっているのは概算要求での国の考え方でございますから、これらを踏まえてぜひ登米市としては、非常に農家あるいは市民の要望が強い事業ということで、知事の方に市長から要望を申し上げているという状況でございます。今後についても、市長会、そういった部分でさらにそういった取り組みを進めていくということでございます。
 市のスタンスは基本的に変わってございませんが、議員お尋ねの部分で言うと、国のいわばその説明が必ずしも今きちんと届いている状況ではございません。私どもの現在ある資料の中で言えば、現在のように1階と2階が連動するという形とは、新しい取り組みはそのようにならないものととらえてございます。ただ、この辺はまだ明らかになってございませんので、今の時点で確定的なことはちょっと申し上げることはなかなか難しいという状況でございます。
議長(星 順一君) 15番、伊藤吉浩君。
15番(伊藤吉浩君) ぜひ、その辺も早急に情報収集しながら、各取り組み地域の皆さんに説明を早目にしていただければと思います。
 次、農地・水についての評価でありますけれども、道府県における第三者委員会の評価結果が出ております。95%が施設の保全活動、次に地域のつながり、コミュニケーションの活性化、次に農村保全の関係、それから環境に優しい農業等々、順次非常に事業仕分け的には高い評価を得ているというのが現実であります。多分23年度もなかなか見えてこない事業でありますけれども、24年度から仮に次期対策ということで継続される場合を想定するとき、市としての取り組み姿勢はどのように考えますか。
議長(星 順一君) 産業経済部長。
産業経済部長(真山誠喜君) これは、この間の議会の中で議員の方からもいろいろご発言があるように、非常に私どもも、現在市内に関しても多くの集落で取り組まれているという認識ではございませんが、取り組んでいる中で言えば、いろいろな指導会、あるいはその取り組んでいる方々の交流会、そういったものを通して判断すれば、非常に今の時代、あるいは登米市のこういった置かれた環境の中で極めてマッチする事業であると。もっともっと推進していく必要があるという認識でございます。
議長(星 順一君) 15番、伊藤吉浩君。
15番(伊藤吉浩君) まさに同感でありまして、この事業は農業分野における協働事業そのものだというふうに私は思いますし、さらに生物多様性の保護、環境保全を目指す登米市にとってはぜひ推進していく事業だと思っておりますので、ぜひ次期対策が継続になった場合、全行政区が参加できるような体制づくりを頑張ってとっていただければと思います。
 次に、環境保全関係に移りたいと思います。
 まずもって、21年産の環境保全米が9月時点で20万俵が売れ残り、それから10月末では17万5,000俵が在庫になっていると、そういった内容の答弁を今いただいたわけでありますが、県全体では約100万俵が売れ残っている現実があります。これは、全国的に見れば何とワースト1の記録であります。この現実を市としてはどのように分析しているか、再度ご確認します。
議長(星 順一君) 産業経済部長。
産業経済部長(真山誠喜君) これは、議員からもございましたけれども、まさに本年の概算金の発表とともに、この在庫といいますか、まだ売れていない部分についても驚愕の数値でございまして、こういった部分を本年たまたまの事情なのか、あるいは今後もこういったことが続くのか、そういった分析をきちんと行って、どうもずっと続くという話ではないように聞いてございますけれども、新たな販売戦略、そういったものが今必要なときと考えてございます。
議長(星 順一君) 15番、伊藤吉浩君。
15番(伊藤吉浩君) ぜひ市としてしっかりこういった状況を分析していただければと思います。私が簡単に分析してみますと、まず一つ、全農みやぎ自体、情報収集、分析に欠け、適時判断がおくれてしまったという点が一番大きいのかなと思います。次2点目、流通におきましては、既に産地間競争の時代に入っているというようなことを認識していただきたい。次3点目、小売店、スーパーにおける戦略は、安い米と差別米が店頭にそろっていればいいというようなことであります。そして、こういった流れにより、本県のような中間ブランドは非常に厳しい立場に立たされているということであります。次に5点目、今の時代、全農のように大量ロットを抱えているということは、売れ残る危険が非常に高いというような時代であります。こういったことから、6点目になりますが、これからの時代は小ロット勝負の時代で、小ロットを早くいかに売り切り、そういった売り切る戦略を立てるかというようなことが、私は基本的な状況分析をすると、これから作戦、戦略を立てていく上で非常に大切な視点だと思いますが、その辺はどうですか。
議長(星 順一君) 産業経済部長。
産業経済部長(真山誠喜君) ただいま本市の、あるいは本県の米、中間ブランドというお話でございました。客観的にそういうことでよろしいのだと思うのですが、今までの私たちの思いは、現実そうであっても、もう少し高いところにやっぱり思っておったと思うのです。この辺の基本的な認識、さらに県内における登米市産の見方は全農宮城県本部の中でもやっぱり違いますし、他の卸あるいは小売、スーパー、そういったところにおいてもやはり少し違う部分があるようでございますから、その違う部分、いわゆる裏返して言えば有利な部分をもっともっとやっぱり打ち出していく必要があると思います。そのために市ができることは、そう多くはないと思うのですが、できることは結構あると思いますので、そういった部分はこれから新たに取り組んでいかなければならないと考えてございます。
 当然今多くを扱っているのはJAの中でもみやぎ登米でございますから、そういったJAとも十分な連携の上で、こういった取り組みは今までにも増して必要なことと考えてございます。これも、お話し申し上げておりましたけれども、JAでも特に首都圏を対象にした米穀販売促進の担当をほぼ常駐に近い形で置くということでございますから、こういった方々との連携、さらに今まで余り対象としていない部分もあろうと思いますので、そういった部分への新規開拓等々がこれからまさに出てくるものと思ってございますので、この辺への手当て、そういった部分を早急に行う必要があるという認識でございます。
議長(星 順一君) 15番、伊藤吉浩君。
15番(伊藤吉浩君) 部長答弁のとおりだというふうに思います。こういった現状を踏まえますと、現在JAみやぎ登米の取扱量は64万俵ということになっておりますが、そのうち87%がいまだに全農委託ということであります。直接販売はたった13%しかないということ、この辺が売れ残りの原因、そして大きな問題、課題の争点だと思います。全国的に見れば、関東・関西圏、既に直接販売は50%以上を超えているということでございますので、ぜひ本市としても直接販売の戦略、そういったことをJAなどとしっかり連携しながらつくり上げる必要があると思いますが、再度お願いします。
議長(星 順一君) 産業経済部長。
産業経済部長(真山誠喜君) 今この時点で具体的にすべて言えればよろしいわけでございますけれども、いろいろな広い、大きい課題、小さい課題、すぐできること、あるいは少し難しいこと等々をいろいろ整理してございます。その中で、市ができることということで、今までトップセールスというと、この間申し上げてきましたけれども、市長だけということでございましたけれども、市長のそういったトップセールスも必要でございますけれども、我々職員が、例えばJAで配置された米穀販売の促進の担当と連携した取り組み、そういった部分も効果があるのだよという話も、かつて他の議員にもいただいたことがございますから、そういったことを生かしながら、とにかく早く有利に売っていける部分をきちんとつくり上げていきたいと思います。
議長(星 順一君) 15番、伊藤吉浩君。
15番(伊藤吉浩君) こういった直接販売の取り組みの最も参考にすべき地域は、佐渡市の取り組みだというふうに思います。そういった意味で、先般、会派登米・みらい21は視察、勉強をしてきたわけでありますが、佐渡米、佐渡市の認識はどのように持っているかお聞きします。
議長(星 順一君) 産業経済部長。
産業経済部長(真山誠喜君) 会派の研修に行ってきた内容につきましては、詳細ではございませんが、概要をお聞きしてございます。非常に最初は本当に、例えば我々のような立場の職員ができるのだろうかというところから出発してやってきたという部分に、大変すばらしい取り組みの成果であると思います。さらに、米についても、ほかの地域とやっぱり差別化していくという部分で、いろいろな取り組みがあって初めてそういった差別化、あるいは大きく言えばブランドにできるのだと思います。そういった取り組みが、この間振り返ってみれば、当市あるいは当地域の中でどうだったのだろうかという検証も必要なことという認識でございます。
議長(星 順一君) 15番、伊藤吉浩君。
15番(伊藤吉浩君) まずもって、本市の環境保全米の取り組みなのですけれども、全国的には非常に早くて、本年で多分7年目を迎えているというようなことで、面積的にも日本一だというふうに思っております。しかし、いまだに消費者の皆さんからは、なかなか認知されていないというのも現実であります。しかし、佐渡米戦略は、たった3年で全国ブランドに今上り詰めようとしております。環境保全米における取り組みは、ほとんど本市としても同じ内容であると思いますし、JAS有機関係につきましては多分本市の方が上だと思っております。何が一番違うのかというようなことでありますが、多分地域の思いや物語が見えるか見えないか、その辺だと思います。本市におきましても、顔と心とフィールドが見える産地づくりを目指しているわけでありますが、いまだになかなか消費者からは見えないというのが現実だと思います。
 まず、佐渡市における戦略の経緯を皆さんにご紹介したいと思います。
 佐渡市の人口は約7万人。産業は米づくりが中心。生産数量は60万俵で、ほぼ本市と同じであります。そういった地域がなぜ新潟一般コシから脱却して、あえて直接販売に踏み出していったのかというようなことであります。
 平成16年、台風16号により稲作は壊滅状況にありました。そして、平成17、18と、これも全農の努力不足によって、本市よりはずっと少ない8万俵でありますが売れ残ってしまいました。「そういったことではとってもとっても大変だ。黙っていられない」ということで、平成19年から市が全農やJAとけんかする覚悟で、市民のため、農家のため、市職員がみずからセールスマンとなり全国を飛び回り、コンサルと一緒に計画を練り上げ、平成20年9月、トキの放鳥とあわせ、佐渡市オリジナルの米袋を使用し、朱鷺と暮らす郷米として、トキと一緒に育ったお米として売り出されたというようなのが経緯であります。そして、その一部は、売り上げの一部でありますが、トキの保護募金に寄附されているというような仕組みをつくられています。
 そして、そのコンセプトなのでございますが、佐渡コシヒカリとして手にとってもらうこと、佐渡コシヒカリとして店頭に並べてもらうこと、そこを目的としております。それで現在、佐渡市のトキへの思いや物語をさらに伝えてくれる推奨店が、関東エリアでは36店、関西エリアでは14店、多分今現在もっとふえていると思います。佐渡市とトキのサポーターが年々ふえているというふうな取り組み戦略、そういった取り組み戦略を、部長、どうお考えになりますか。
議長(星 順一君) 産業経済部長。
産業経済部長(真山誠喜君) 大変すばらしい取り組みということで、今お聞きしてございました。多分議員は、やればできるのだよということの、私たちへのある意味でエールだと思いますのでぜひ受けとめて、先ほど申し上げたように、今は2年後、3年後何かやろうということの時期ではございませんから、できることを早急にやっていくというふうな時期でございますから、今いろいろお話いただいた部分、参考にできる部分は参考にしながら、私たちのまた考え方、意識ももう一回リセットして、ぜひ取り組んでまいりたいと考えてございます。
議長(星 順一君) 15番、伊藤吉浩君。
15番(伊藤吉浩君) それにしても、さらに今佐渡市では、COP10、愛知ターゲットの思いのごとく、農業振興内に生物多様性推進室でしたか、そういった室を設けまして、米袋に生き物の生息数を入れる取り組み、それから佐渡の背景を伝える取り組み、それから取り組み効果を伝える取り組み、そういった戦略を立てているようであります。本市としても、ぜひ見習っていただきたいと思いますし、ぜひ本市の講師としてお招きいただけないかと思います。その辺は、うちの会派の会長が責任を持って行いたいと思いますので、よろしくお願いします。
議長(星 順一君) 産業経済部長。
産業経済部長(真山誠喜君) 今申し上げた部分で、やはり少し大丈夫かというふうなことだと思いますから、いろいろ先進的に取り組まれている方に学ぶことは一切何の躊躇もございませんから、ぜひそういった場がつくられるよう努力いたします。
議長(星 順一君) 15番、伊藤吉浩君。
15番(伊藤吉浩君) ぜひ講師に呼んでいただきまして、本当に大変な現状でありますので、一丸となって勉強して前向きに推進していただきたいと思います。
 それから、次に、現在農水省の関係で進められている取り組みなのですけれども、生きものマークの取り組みがあります。その辺は、どのように現在産経部として認識しているのかお伺いいたします。
議長(星 順一君) 産業経済部長。
産業経済部長(真山誠喜君) まだ、私自身詳細を承知してございませんが、今市長答弁で申し上げたように、東北大学との連携の中で、今いろいろCO2の削減量をきちんと数字で出すとか、あるいはインターネットの動画配信等々の取り組みをしてございます。この中で、いろいろな情報を研究したり検討している部分がございますから、この中で進めていく、あるいは必要があると考えてございます。
議長(星 順一君) 15番、伊藤吉浩君。
15番(伊藤吉浩君) この農水省が進めている生きものマークの取り組みについてでありますが、これはCOP10の関係もありますけれども、生物多様性に配慮した農林水産業の実施と産物を活用してのコミュニケーションの取り組み、そういった内容であります。この中の一つが、本日今紹介いたしました佐渡市における朱鷺と暮らす郷づくりの米づくり、そういった内容も一つの事例として入っております。トキに思いをのせて物語をつくった、そういった取り組みでございますので、そういったものをぜひ参考としながら、登米市にもぜひ生かしていただければと思います。
 それから、最後に所得補償の関係でありますけれども、まず22年産の米価がここまで一気に下落するとは私は全く思っておりませんでした。所得補償の定額部分1万5,000円が11月中旬に入ったわけでありますが、変動部分は3月に仮に入ったとしても、実際は赤字補てんぐらいにしかならなく、農家の所得は向上には全くつながらないというのが現状であるかと思います。
 米における現状を他方面から分析しても、多分少子高齢化における米の消費減少、それから米離れ、そういった時代が来ると、もう来ているわけなのですけれども、そして30%の作付でも間に合う時代が早急に来るというような現実、そういったこともしっかり私たちの米の産地として直視していかなければならないと思います。
 そういった中で、所得向上をどう目指していくのかというようなことでありますが、私は米の産地でありながら、米からの脱却、そこを目指していく必要があると思います。簡単に言えば、転作田で何かをつくり所得を向上させていくというようなのが、まずもって基本的なスタイルなのかなと思います。そして、現在の国の財政状況の問題、それから世界的貿易、課題、問題を抱えておりますが、そういったことを考えますと、国からの補助金とか補償金をできるだけ頼らず、それから国際競争力にたえ得るもの、それは多分関税率の低い野菜、園芸分野の拡大しかないというふうに思いますが、その辺。
議長(星 順一君) 産業経済部長。
産業経済部長(真山誠喜君) 野菜、園芸については、やはり今後重視していくべき作物だという認識ではおります。ただし、前段の部分でございますが、今の水稲、他のおかれている現状、そういった地域的な条件ですね、そういった部分もございますから、そこと、あるいは国のいろいろな交付金を初めとした助成策、そういったものはやはりトータルで少し考えていかなければならないことだと思います。個別的には、やはり野菜あるいは園芸作物というのは重視していかなければならないという考えはそのとおりだと思いますけれども、もう少し広い考えも必要であると考えてございます。
議長(星 順一君) 15番、伊藤吉浩君。
15番(伊藤吉浩君) まずもって、来年も減反面積が拡大するというようなことでありますので、ぜひそういった観点に立って農業政策を取り組んでいただければと思います。
 そして、園芸分野、野菜もなのですけれども、これも同じく生物多様性の保護を掲げながらプロセスストーリーをつくり上げて販売していくということが、まずもって基本的には大切でありますし、一つは土地利用型の機械化体系の園芸、それから集約型の施設化体系の園芸、そういった取り組みを行う必要があると思いますし、何でもいいからつくれというような話ではなくて、ある程度品目を絞り、この野菜、品目を大々的に作付誘導していくといったような、やっぱり思い切った目に見える形が私は必要かなと思います。
 そして、その後に6次化対策、その辺もさまざまありますけれども、その辺につなげていっていただければと思います。私たちも頑張っていきたいと思いますので、市としてもぜひこの厳しい状況を本気になって、JAも一緒でございますけれども、取り組んでいただければと思います。最後に、市長、お願いします。
議長(星 順一君) 市長、布施孝尚君。
市長(布施孝尚君) ただいま15番議員からお話をいただきました、水稲からの脱却というようなお話がございました。本当にこれだけ減反が進み、そしてまた今ご指摘をいただいたように、その作付面積が3割程度に、将来的には国内需給だけを考えればそういうふうなことがもう想定されるような状況がございます。そういった意味では、やはりその転作した農地をどういった形で地域として活用していくのかというような絵を、まず我々が描かなければならないというふうにも感じているところでございます。
 情報等も早急に収集もし、またいろいろなそういった部分に関連をする事業所という部分の道筋も模索をさせていただきながら、連携をとらせていきたいと思います。
議長(星 順一君) これで、15番、伊藤吉浩君の一般質問を終わります。
 次に、26番、伊藤 栄君の質問を許します。
26番(伊藤 栄君) おはようございます。26番、伊藤でございます。
 私は、2カ件について質問をしておりますが、早速入っていきたいと思います。
 まず、1問目であります。みやぎの明治村に一層の磨きをということであります。
 その中の1点目として、街並み景観事業補助金の見直しであります。観光客がぞろぞろ歩く通りは手つかず状態でありますので、登米市で板塀等を賃借して修復をするか、あるいは補助金の上限、現行100万円の引き上げをして整備できないかということであります。
 2点目は、懐古館の改修であります。登米町の貴重な財産、文化財等を収蔵しておりますが、特に空調設備に大きな問題があります。全面改修が必要ではないでしょうか。
 次に3番目です。指定管理をしている施設の維持管理についてでありますが、旧登米小学校、森舞台、春蘭亭等の維持管理は計画的にやるべきと思いますが、いかがでありましょう。
 次4点目、過疎計画にある警察資料館の周辺整備とは何でありましょうか、お尋ねをしたいと思います。
 次、大きな2番目、国際化対応の市としてであります。
 一般行政職採用で外国語を話せる人材を登用すべきと思います。市内には、14カ国、約400名の外国人登録がされております。グローバル社会の今日、市としても外国人の対応は職員でしっかりとすべきと思いますが、いかがでありましょう。
 2番目、姉妹都市を締結しているアメリカ・サウスレイク市やカナダ・バーノン市とでの職員の相互交流について進めていただきたいと思います。
 3番目、最後でありますが、これは当然ながら、本庁、支所での案内板には外国語も併記していただきたい。
 以上であります。
議長(星 順一君) 答弁を求めます。市長、布施孝尚君。
市長(布施孝尚君) それでは、26番、伊藤 栄議員のご質問にお答えさせていただきます。
 初めに、みやぎの明治村に磨きをについて、ご質問のあった4点についてお答えさせていただきます。
 まず、第1点目の街並み景観事業補助金の見直しについてですが、街並み景観整備事業は、旧登米町が平成5年度から町単独事業により建築費用の一部を助成する事業として実施し、新市となった現在も継続している事業であります。助成の内容につきましては、助成対象経費の3分の1または上限100万円のいずれか少ない額と定めております。
 ご質問の、市が地域住民の不動産を賃借して修復してはどうかということでありますが、市が直接的に個人の不動産を賃借して維持、修繕をすることは、現時点では想定はしておりません。また、補助金の上限の見直しにつきましては、景観計画の策定とあわせて、景観条例の制定及び景観地区の指定を平成24年4月から施行することで進めており、この中で現在登米町一円を助成対象としている補助金について、このままでよいのか、助成対象区域を限定した方がよいのか、助成割合や上限を含め検討したいと考えております。
 2点目の懐古館の改修はについてですが、昭和36年に登米町の名誉町民渡辺政人氏から寄贈されたのもので、登米町にゆかりのある文化財等を中心に、広く各般の資料を収集、保管するとともに、公開、展示することを目的に設置された施設であります。当時は最新の建築様式を取り入れた建物でありましたが、建築から48年を経過し老朽化が進んでおります。施設内には伊達家の貴重な資料などを展示しておりますが、議員ご指摘のとおり、懐古館には収蔵資料管理のための専用の空調設備は整備されておりません。
 施設の修繕につきましては、平成19年度に展示場の床の張りかえ工事を行い、今年度も展示室の照明器具の交換工事を行ったところですが、今後も計画的に修繕を行ってまいります。また、懐古館に併設されている収蔵庫につきましても、毎年薫蒸処理を行うなど貴重な文化財の管理に努めております。
 3点目の指定管理をしている施設の維持管理についてでありますが、教育資料館や森舞台、春蘭亭などにつきましては、平成18年度から指定管理者制度を導入しており、株式会社とよま振興公社が施設の管理運営を行っております。
 施設の維持修繕として、平成18年度には森舞台の床下換気や暗渠排水工事、倉庫の改修工事などと、教育資料館の消防用設備修繕を行っておりますし、平成19年度には森舞台の外部塗装工事と懐古館の展示場床修繕、教育資料館見学用の通路設置工事などを、また平成20年度には警察資料館のブロック塀改修などの維持管理工事を計画的に実施してきております。また、平成21年度には、教育資料館、水沢県庁記念館、警察資料館、森舞台のトイレの洋式化の改修工事を行うなど、観光客のサービスの向上にも努めております。
 春蘭亭の維持管理につきましては、平成21年度まで喫茶調理場等の改修工事やトイレの水洗化工事等を実施してまいりましたが、かやぶき屋根につきましても損傷が見えてきておりますので修繕計画に組み入れ、計画的に修繕してまいります。なお、かやぶき屋根でございますので、修繕後は定期的にいぶしを行うなど、日ごろのメンテナンスにも工夫を凝らしながら対応してまいりたいと考えております。
 今後も、受託者である株式会社とよま振興公社と連携をとりながら、施設の適切な維持管理に努めてまいります。
 4点目の過疎計画にある警察資料館周辺整備とはについてですが、この計画は、年間多くの観光客が来館する警察資料館に隣接する旧壱番館が老朽化したことに伴い閉館しておりますが、本市の観光を牽引しているみやぎの明治村において観光客の利便性と快適性を高めていくために旧壱番館を解体し、駐車場及びポケットパーク、観光客のお休みどころと物産販売施設の機能をあわせ持った建物を整備しようとするものであります。この計画概要につきましては、とよま明治村まちづくり計画策定委員会での検討を経て過疎計画に盛り込んでいるものであります。
 次に、国際化対応の市としてについて、ご質問のあった3点についてお答えいたします。
 まず、1点目の外国語の話せる人材を登用すべきについてですが、グローバル社会の到来により地方においても国際化が進行しており、本市もその例外ではなく、市内に約400名の外国人が在住しております。市内に在住する外国人には、日常生活の支援のほか、各種行政サービスの日本語での手続や生活上のトラブルなど、母国語での対応が必要である場合が想定されます。
 このことから、本市では登米市国際交流協会に委託し、外国人相談窓口を設置しております。英語、中国語、韓国語に堪能な市民それぞれ1名が、電話相談を週3日、定期相談は週1日開催し、行政手続や日常生活の相談を実施していただいており、国際交流協会の活躍の場ともなっております。また、外国人と市民の交流の場ともなり、多文化共生社会の醸成の一翼を担っていただいております。
 市としても職員で対応すべきとのご指摘でありますが、職員にも英語に堪能な職員を企画部に配属し、この業務を担当しており、委託業務で不足する場合には対応できるものと考えております。また、大学等で外国語を専攻した職員もおり、その能力が国際化に貢献できるよう人材の発掘に努めてまいります。
 外国語を話せる一般行政職の採用につきましては、今後の国際化の進展等も勘案し、毎年度の採用条件の範囲において、必要に応じ多様な人材の登用を検討してまいります。
 2点目の姉妹都市を締結しているサウスレイク市やバーノン市との職員の相互交流についてでありますが、アメリカ・サウスレイク市は平成16年に旧登米町が、カナダ・バーノン市は旧東和町が昭和61年に友好姉妹年として締結しておりました。この歴史ある姉妹都市を登米市が引き継ぎ、これまで旧町が築き上げてきた友好交流事業をさらに発展させるため、新市として平成18年に友好姉妹都市提携を調印し、以来交流事業が継続されております。職員の相互派遣は、姉妹都市相互において具体的な行政課題や交流目的などがあり、交流発展に成果が期待できる場合には有益な交流方法の一つであると考えております。
 3点目の本庁、支所での案内板には外国語を併記せよについてでありますが、先ほど申しましたとおり、現在登米市には約400人の外国人の方が居住しており、国籍については多い順から中国、韓国・朝鮮、フィリピンなどとなっております。こうした現状に対応するため、登米市のホームページは掲載されている情報を英語、中国語、韓国語に自動表示するシステムを備え、外国人の方へのサービスの向上に努めております。
 ご質問の本庁及び支所の案内板につきましては、今後英語での併記を行い、外国人の方への利便を図ってまいります。
 以上、答弁とさせていただきます。
議長(星 順一君) ここで休憩をいたします。
          休憩 午前11時06分
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          再開 午前11時15分
議長(星 順一君) 再開をいたします。
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 26番、伊藤 栄君。
26番(伊藤 栄君) まず初めに、今回かなり大ざっぱな質問でありましたが、詳しく答弁をいただきましてありがとうございました。
 最初に、この明治村に磨きをであります。
 実は、3年前に仙台・宮城デスティネーションキャンペーンというのが宮城県で初めて開催されました。隣の山形では5回、福島では4回、観光に対する意気込みというのがそれぞれ各県によって違うというものが改めてわかったわけであります。
 まず、このデスティネーションキャンペーンで遠くからわざわざ訪れてきてくださる方々に対してのおもてなしとか、あるいは地域にある素材、あるいはそれらをよく磨いて地域の再発見をするということの機会とともに、今後の課題というものが見えてきたものであります。 観光も立派な産業であるということを、改めて再認識いたしました。
 そこで宮城県では、もう3年後、25年度を目指して、再度このデスティネーションキャンペーンをしたいということで、現在誘致活動中であるということを聞いております。そんな中でありますので、街並み景観補助整備の方から再質問でありますが、これは私は以前にもこの場でこの質問をした記憶があります。今回も同じような答弁であります。対象区域と助成割合は検討したいということでありますが、それではどこでいつごろまでこのいわゆる検討をするのかということであります。
 前回、今回と同じように観光客が歩く通りは大金がかかるので、個人ではなかなか対応できない。だから市でどうなのかということであります。実は、合併前に町では、通称桜小路1丁目1番地の民家の板塀を賃借して復元した経緯があります。当時は、魅力ある地域づくり事業ということでありますが、今はこの事業はありません。そういう例がありますので、登米市はどうなのかということで質問をいたしました。答弁をいただきたいと思います。
議長(星 順一君) 建設部長、高橋千壽君。
建設部長(高橋千壽君) ご質問であります。街並み景観整備事業は、議員さんご承知のように、合併前、平成5年度から景観に配慮して、改修する屋根、塀、門柱、外壁、植栽等に補助金を交付して景観形成を図っておりました。合併後も事業を引き継いでおりまして、補助対象物件について、申請者が2回目以降であっても計画地や計画物件が違えば認めるように、補助ができるだけ受けやすいような取り組みも行っておりました。これまでの実績では、交付件数40件、全体事業費が約2億9,550万円、そして補助対象事業費で9,960万円、そして補助金では約2,790万円を交付しております。そして、そのうち合併後では、平成18年度と19年度にそれぞれ3件ずつ6件に対しまして425万6,000円を交付しております。今年度も1件の申し込みがありまして、12月1日の日に審査会を開催して審査を行っているところであります。
 それから、修復されていない物件があるということで、それについてはいろいろご意見を伺っております。それで、市の方で借りて修復してはとのことでありますが、市長が答弁申し上げましたように、個人の財産ということもありまして、100%市で修復することは難しいと考えております。前の質問でも同じようなことをお話ししているところでありますが、合併前にそういう取り組みもあったということでありますが、それは今廃止されている状況であります。それから、額あるいは地域を限定してということは、今後いろいろな場面で景観懇話会とか、それからみやぎの明治村まちづくり推進協議会等の意見を踏まえながら進めてまいりたいと思っております。
 それで、いつごろまでということでありますが、これは平成24年の4月に景観条例の策定を目指しておりますので、それにあわせて進めてまいりたいと考えておるところでございます。
議長(星 順一君) 26番、伊藤 栄君。
26番(伊藤 栄君) 24年4月に合わせるということでありますが、実は今説明ありましたとおり、なかなか個人の所有を市が借りてやるというのは難しい、私もわかります。しかし、あの通りと言えば、皆さんわかると思いますが、春蘭亭通りですね。1番地1丁目のとおりなのですが、実は不在地主の方もいるわけです。そういう方々は、もうどうでもいいというか、なかなか協力してもらうというのは大変な至難のわざだと思うのです。そういうところをやはり市で、いわゆる今はこういう事業はないのですが、市でやる。それは、市長の私は観光に対するいの一番の政策ではないのかと、こう思っているのです。
 今回でもいろいろなことで、登米市のいわゆる観光の拠点、あるいはこのみやぎの明治村のおかげで登米市全体が盛り上がるということをいろいろ出ているのですけれども、そういう市長の政策をぜひ取り入れていただきたいと思います。
 それで、以前はまちづくり計画で出しました。今回も、いろいろと検討して24年に出すということでありますけれども、これは2回目ですからね。2問目。この24年度までは私は待てないと本当は思うのです。しかし、いろいろな事情はあると思いますが、24年まで待ちたいと思います。まずは、よく地域を限定してということでありますよ。
 それから、今建設部長が言いましたとおり、「みやぎの明治村とよま」まちづくり計画、実は20年7月に市長特命で企画部が策定したものの中にも、この中にも「最重点地区を設けてやります」と書かれているのですよ。それをよく踏まえての今の発言かと思いますが、とにかくやっていただきたいと。市長の政策は入らないということですか。まずお伺いします。
議長(星 順一君) 建設部長。
建設部長(高橋千壽君) 市長の政策ということでありますが、今補助金だけでなくて、この景観形成を進める上で、やはり地域の協働のまちづくりということが大変重要かと考えております。そういうような取り組みもさせてもらっております。
 今週の10日の日でありますけれども、「ワークショップとよまの街並み再発見」と題しまして、宮城大学教授の森山先生をお迎えいたしまして、とよまの景観のよいところ、それから悪いところや埋もれている景観資源をみんなで探して、さまざまな視点から再発見をしてもらうことにしております。
 これから景観条例、平成24年4月を目指して策定してまいりますが、景観地区についても建築制限が加えられますので地域の理解を得ること、今後の景観形成を推進していくためには、やはり住民の組織を立ち上げながら動機づけをしてまいりたいと考えているところでございます。
議長(星 順一君) 26番、伊藤 栄君。
26番(伊藤 栄君) この街並みの件でもう一点ですが、実はこの通りには法務合同庁舎がございます。昭和の六十二、三年に検察庁と法務局が出たわけでありますけれども、当時みやぎの明治村の実質のスタートを切ったときでありましたので、いわゆる法務省から協力はいただけなかったがために、あの鉄筋コンクリートと植え込みになっているわけであります。あそこの通りで、なぜ法務省の建物だけが協力をもらえなかったのか、非常に違和感があるわけであります。せめて植え込みになっている武家屋敷通りぐらい、板塀に協力していただけるよう働きかけてはいかがでしょうか。
 事実、登米は七十七銀行あるいは郵便局等すべてその後は協力してもらっているのです。今、ときたまというよりも常に話が出ているのは、東北電力は円高でかなりの利益が出ているのだそうです。当然その話が出ますと、電柱の移設あるいは地下埋設、そういうのもやはり市長からそういう東北電力に要望などをしていただきたい、こう思います。
 それから、実はもう一つ、この通りは唯一舗装の中に石畳風舗装というものがあります。街並み景観に当時合わせたものでありまして、当時の建設課職員のアイデアとお聞きしております。それは今では台なしであります。下水の工事のために台なしなのです。それを建設部長は認識していると思いますが、この点もよく現地を確認してやっていただきたいと思います。
 今の働きかけについて、市長、まず答弁をいただきたいと思います。
議長(星 順一君) 市長、布施孝尚君。
市長(布施孝尚君) 法務合同庁舎の垣根等の板塀化の要望ということと、そして電力柱の地下埋設というようなお話をいただきました。これにつきましては、やはり景観形成をしていく上において、電柱等の地下埋設もしくは移設というような方法もございます。それにつきましては、登米町の三日町、九日町、あのところのそういった部分につきましても、例えば埋設にすると多大の経費がかかるという状況も我々としても想定はしておりましたので、例えば裏通りの方にその電柱を移設をしていただけないかというような要望もさせていただいております。そういった意味では、やはりどういった取り組みがご協力いただけるのかということも、しっかりと我々としても、ただ無理な要望をするということではなくて、より具体的な提案をさせていただきながら、そういった取り組みが具現化するように働きかけてまいりたいと考えております。
議長(星 順一君) 建設部長。
建設部長(高橋千壽君) 合併前に石畳舗装、これは職員が考案してやられたということで、下水道で今継ぎはぎになっている状況だということであります。この辺ちょっと現地をよく精査しまして、復元できるような取り組みを考えてみたいと思います。
議長(星 順一君) 26番、伊藤 栄君。
26番(伊藤 栄君) 景観や保存というのは、どこよりも神経を注いでいる地域でありますので、ぜひ私から言われる前に行動していただきたいと思っております。
 次に、懐古館の改修に移ります。
 実は、おくればせながら、今回初めて一般質問をさせていただきました。今までできなかった一つに、何といっても高倉勝子様の美術館の寄贈が最優先されたからでありますので、ご理解していただきたいと思います。美術館の開館から1年たちましたので、これから懐古館に入らせていただきたいと思います。
 まず、答弁では、不具合箇所は計画的に修繕をし、収蔵庫にあるものもちゃんと薫煙措置をするから余り心配するなということであります。
 実は、この懐古館ですが、先ほども言いましたように、「みやぎの明治村とよま」まちづくり計画の中にも、この修繕をしっかりしてくださいというものがあります。そしてまた地域政策事業、合併時に登米が新市に引き継いだ中にもしっかりと載っております。しかし、この答弁を見ますと、修繕等はしますけれども、改修というのは全然載っておりません。答弁にありましたが、昭和36年に登米の初代名誉町民であります渡辺政人(まさんど)氏のご寄贈によりまして、この懐古館初め収蔵物を寄贈いただいたものであります。この展示品が約40点ぐらい常設されております。しかし、肝心なことに空調設備がないのが、あってもなかなか役に立たないというのが致命傷のようでありますが、市長、副市長さん、この懐古館にまず入ったことはあるでしょうか。それからお聞きしたいと思います。
議長(星 順一君) 副市長、井林 貢君。
副市長(井林 貢君) 訪れたことがございます。
議長(星 順一君) 市長、布施孝尚君。
市長(布施孝尚君) 数度お邪魔をし、そしてその現状に改修の指示をし、実際に修繕をさせていただいたというような事例もございます。
議長(星 順一君) 26番、伊藤 栄君。
26番(伊藤 栄君) 安心しました。行っているということでありますが、実はこの懐古館、あるいはこの収蔵庫にある物、よそに貸し出しはいいのだそうですが、よその博物館とか美術館から借りてくることはできないのだそうです。それは、いわゆる致命的な空調設備が不完全なために。これはご存じですか。
 それで、ここを何とかしてくださいというのが、まちづくり推進協議会の中でも大いに議論されております。この議論されていることは、担当部長はよくご存じかと思われますが、担当部長、一番議論されているものは懐古館の改修であるということで間違いないでしょうか。間違いございませんか。
議長(星 順一君) 企画部長、佐藤順悦君。
企画部長(佐藤順悦君) この事業については、推進協議会の事務局は今支所で担当しております。この4月からでございます。そういうことからして、ちょっと私はその後は、その状況は承知していないところでございます。また、懐古館の補修関係については、運営関係については教育委員会担当ということでございますので、その点よろしくお願いしたいと思います。
議長(星 順一君) 教育次長、阿部静男君。
社会教育次長(阿部静男君) 懐古館の補修等につきましては、ここを管理運営していただいておりますとよま振興公社の方からも昨年要望書が出ておりますので、私も数回この場所を確認しております。
 ただ、今議員からお話しされた件につきましては、私どもにも学芸員がおりますので、早速調査、検討するというような方向で、この件については進めさせていただきたいと思います。
議長(星 順一君) 26番、伊藤 栄君。
26番(伊藤 栄君) 実は、懐古館の収蔵されている物は合計400点ぐらいで、その一部が展示されていることであります。またそのほかに、実は平成16年度に登米伊達家開府400年記念事業がありました。そのときの展示物は、市長は見ていないと思うのですが、公民館の大集会室いっぱいにあったわけです。そのときの町民の方々は、「すごい」ともうその一言でありました。当然伊達家の所有する物は、もうそれだけかなりのものがあるのですが、今の懐古館には展示できない。そのために、仙台の博物館や仙台の美術館に貸し出ししているのです。この宝物をぜひ明治村のところに、もう改修をして、どんどん押し寄せてくる観光の皆さんにいわゆる満足度のアップというものを図っていただきたい、こう思っているのです。
 それで、私は一度市長あるいは副市長が登米の伊達家にお邪魔して、実態はどうなのかお聞きしたらどうなのですかと思うのですよ。これは答弁は要りませんから、頭に入れていてください。
 それから、幸いというか、合併してもことしから特例でいわゆる過疎地域指定を受けまして、27年度まで延長されました。その過疎地域3町の事業は、ほとんど過疎債充当になろうかと思いますが、この制度をフルに活用した方が私は得策だと思うのです。それで、担当部長にお聞きしますが、過疎適債事業に対する制約というものはあるのか、あるとすれば何々か。それから、この事業のいわゆる事業費の限度額というものはどうなのか。まずこの点からお聞きしたいと思います。
議長(星 順一君) 企画部長、佐藤順悦君。
企画部長(佐藤順悦君) 今、過疎債の関係でございますが、制約それから限度額ですか、この件2点だと思いますが、修繕については適応対象にならないというのが一つ。限度額については設けられておりません。
議長(星 順一君) 26番、伊藤 栄君。
26番(伊藤 栄君) 今、担当部長の答弁のように、修繕はだめですけれども限度額はなく、あるいは制約もないということでありますので、市長、この懐古館の全面改修をぜひ過疎計画に取り入れていただきたい、こう思いますが、改めて市長の見解をいただきます。
議長(星 順一君) 市長、布施孝尚君。
市長(布施孝尚君) 設置をするに当たっての、もちろんさまざまな財源の有利な取り組みをするのは当然のことでございます。そしてまた、そういった部分についてのこれからの維持修繕というか、そういったランニングコストもトータルで考えていかなくてはなりません。そういった意味では、ご指摘をいただいております例えば懐古館の今の現状の中では、その中で十分な機能を果たすことはできないというご指摘は我々も認識をしているところではございますが、そういったものをどういう形ででは具現化していくのかについては、しっかりとした議論を重ねながら、もちろんそういった取り組みに向けての内容の精査をしっかりとしていかなくてはいけないと思っております。
議長(星 順一君) 26番、伊藤 栄君。
26番(伊藤 栄君) 私も、全面改修には惜しまぬ努力をし、市長に応援したいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。この件は、また後でしたいと思います。
 それから、指定管理している施設の管理の方に移ります。
 18年度の指定管理をしているときから、その都度その都度修理、修繕、管理していますよということであります。余り心配するなということでありますが、特に私は何回も現地を確認しております。ところが、肝心ないわゆる表通りの板塀はところどころにあるわけですけれども、全く手つかず、そして腐れているということをよくご存じかと思いますが、この間総合支所が修繕になりましたけれども、総合支所も大事ですけれども、観光客がお目当てに来る施設も大事なのですということを私は言いたいのです。先ほど社会教育次長さんの答弁があったように、これからもどんどんやるということですので安心をしました。常に注目をしていきたいと思います。
 そこで、防腐塗装、板塀、ほとんど森舞台を初め、交通公園の塀、春蘭亭の塀、あるいは水沢県庁の板塀、これらもしっかりと取り組んでいただきたいと、こう思いますよ。長もちするのですから。これは、答弁はよろしいです。
 時間が押し迫っていますので、このいわゆる磨きをかける件は、またの機会で質問したいと思います。
 一つありました。警察資料館の周辺整備ということでありますが、これは答弁いただいているのですが、よくまちづくり推進協議会の皆さんの意見を聞いて、これからの周辺整備に取り組んでいただきたい、こう思います。
 それでは、国際化の対応についてであります。
 外国人のお客様には、それぞれ週3回電話相談をし、あるいは英語の堪能な方は企画部に置いておりますということであります。本年度、実は23年度職員採用内定者はもう決まったようでありますが、まずその中に外国語の堪能な方はいるのでしょうか。
議長(星 順一君) 総務部長、小野寺富雄君。
総務部長(小野寺富雄君) 要件の中には、その外国語堪能という要件はございませんでしたけれども、やはり学歴の中にはそうした専攻した、あるいは学んだ受験者はあったと認識しております。
議長(星 順一君) 26番、伊藤 栄君。
26番(伊藤 栄君) 合併して6年目、登米シティーとなっておりますね。それで、合併前から国際交流のまちとしては、県内でもこの地域は最先端でありました。特に、子供たちを海外に派遣しておりまして、今も続いていることは非常に喜ばしい限りであります。
 私は、外国から来てくださるお客さん、あるいは姉妹都市からの訪問団、表敬の際に、どちらかというと国際交流協会や国際化推進委員さん方にお手伝いをいただき通訳等をしておりますが、職員がもう千七、八百人ですか、これだけ職員がおりますので、これは委託も大事でありましょうが、当然これからの社会を見ますと、市の職員も十分対応できる人が必要ではないかということで、自前でいわゆる対応するということで質問したわけであります。
 それから、何といってもこの地域には、答弁ありましたとおり、中国や韓国、フィリピンの方々が多く住んでおります。必ず彼女、彼らは役場庁舎に来るのでありますが、片言の日本語で窓口に来ます。あるいは、日本語を話せる方同伴で来ているようでありますが、要は考え方や問題を見出す能力というのでしょうか、それらをうまく引き出せるような職員が求められると私は思っているわけであります。外国から嫁いできて、落ち着いて子供を育てている、登米市民になろうと必死に努力している姿に私はエールを贈りたいと、こう思っているのです。
 それで、十五、六年ぐらい前、当時は農業委員会、今は国際交流協会で日本語講座などを開いており、非常に参加者の皆さんからは喜んでいるということをお聞きします。そこで、職員の方に、こういういろいろな考え方や、いわゆる問題を見出すためのレクチャーと言えばあれなのですけれども、まずこういうサークルとか会合に職員の皆さんも参加していただきたいと思うのです。実態がよくわからないのではないのかなと。担当の方でもいいですからまずそういう中に入って、外国から来た方が何を望んでいるのか、よく勉強していただきたいと思います。
 市長、一番の要求は何だと思いますか。外国人の方の要求は。私は、母国語でしゃべる方が役所にいるのが一番、それからここは日本であり登米でありますから日本語を早く覚えたい。ここは登米ですから、日本語を覚えたいというのが外国から来た人の共通の願いだと思います。そこで、行政として何をしたいのか当然出てくると思いますが、市長、一言いかがですか。
議長(星 順一君) 市長、布施孝尚君。
市長(布施孝尚君) そういった課題は重々承知をしておりまして、そういう部分をではどうやって解決するのかという観点において、登米市国際交流協会の方に、外国人の方々の相談窓口をお願いをさせていただいているというような状況でございます。また、日本語講座につきましては、開講式、閉講式というふうにありますけれども、できる限りそういった場合にお邪魔をし、実は日本語講座で学んでいただいている皆さんが、その閉講式の際には、実は皆さんが日本語で作文をお書きになって発表をいただいております。その資料を毎回いただいておりますが、実は字も大変上手、そして文章も大変にすばらしい文章で発表をいただいている皆さんもいらっしゃいます。そして、学んだから終わりではなくて、そういった人たちの和が実は非常に広がっておりまして、その日本語講座は開講13年目でしたか、そのときから実はその家族間の交流の集いも行っておりまして、そういった場にもお邪魔をし、いろいろな意味でそういった広がりが生まれてきている。また、言葉はなかなか、その母国語同士での言葉は通じないかもしれませんが、日本語という共通の言葉を使いながら、中国、韓国、フィリピン、それぞれの外国人の皆さんが、実は地域の中で積極的な交流をいただいております。
 何よりも、そういった中で、ご家庭でさまざまなご苦労もいただいている状況は我々も十分に承知をしておりますので、今後ともそういった皆さんに対する、特にコミュニケーションネットワークをつくるということと、そして何よりも迅速な相談ができる体制づくりをしっかりと整えてまいりたいと考えております。
議長(星 順一君) 26番、伊藤 栄君。
26番(伊藤 栄君) ぜひお願いしたいと思います。
 次に姉妹都市の件で、いわゆる職員の相互交流でありますけれども、これは行政課題や交流目的というのは幾らでもあるのです。もうすぐにでもあります。そして、アメリカは行革の最先端でありますので、やはりこれだけの市でありますので、当然市の職員の人事交流というのはぜひやっていただきたいと思いますよ。
 それから、案内板には英語と書かれておりますけれども、これは余り字が大きくなくてもよろしいですから、英語だけではなく考えていただきたいと思います。
 時間が押し迫っていますが、最後に、これも国際化対応の市として関連があると思いますが、中学生の海外派遣、おかげさまでずっと続いておりますが、この個人負担の件でお伺いします。
 現行の半額が個人負担となっておりますが、なかなか半額でも大変だという時代になっております。それで、この負担金の軽減はできないかどうか。そうでないと、親が大体決まっているという状態でありますので、この点少しどうなのか最後に答弁をいただきたいと思います。
議長(星 順一君) 教育長、佐藤壽昭君。
教育長(佐藤壽昭君) 議員ご指摘のことにつきましては、私どもも懸案事項ということでいろいろ考えてございまして、できるだけ子供たちの負担が少なくなるようなこと、予算のこともありますので、人数の調整等々を含めながら検討させていただきたいと、そう思ってございます。
議長(星 順一君) これで、26番、伊藤 栄君の質問を終わります。
 次に、10番、浅野 敬君の質問を許します。
10番(浅野 敬君) 10番、浅野 敬でございます。
 初めに申し上げておきたいことをお話しいたしたいと思います。
 私は、21年度には一般質問で病院問題をシリーズで取り上げてまいりました。その後、地域医療確立調査特別委員会が構成され、私も委員の一人として参画したことから、本議会での一般質問で病院問題については取り上げてきませんでした。この間、さまざまな地域のさまざまな市民の方々から、「私立病院は一体どうなっているのだ。議会は何をしているのだ」といった心配やらおしかりの声が、どういうわけか私のところに寄せられております。こうしたことから、本議会の一般質問で病院問題の本質をただすこととした次第であります。議員諸兄におかれましては、ご賢察の上、ご理解賜りますようお願いいたします。
 もう一点、議長にお願いいたしますが、通り一遍の議論に終わらせたくないので、まだ本議会としては制度化されていない市長の反問権について、試行的に認めていただくようご配慮いただければと思います。
 それでは、本論に入ります。
 登米市立病院の経営形態のあり方懇話会の報告書をどう読み解いているかとして、主に4点お尋ねいたします。
 まず一つは、市立病院に求められる役割のところでございますが、登米医療圏単独での地域完結型医療の提供は、ここ数年の医師不足から来る自圏域依存率の低下から見ても困難な状況。登米医療圏の再生を図るためには、自治体病院の再編ネットワーク化により医療資源の集約化を図り、急性期医療については大崎市民病院、石巻赤十字病院等とのさらなる連携の強化が求められている。登米医療圏における救急医療については、1.5次救急までは地域内で確実に対応ができる体制の構築が必要であり、そのためにも地域の中核的病院である佐沼病院への医療資源の投入が確実に行われるべきと述べられており、考え方として異論はございませんが、現実問題として医師の集約として何名くらい見込めると考えておられるのでしょうか。
 2点目、市立病院の方向の部分で、自治体病院の存在理由は、地域住民が最小限必要とする救急医療などの政策医療、また僻地医療のように民間医療機関が関与しにくい不採算医療などを行うことにある。つまり、自治体病院が担っている役割を収支という経済性だけで論じるのではなく、限りある医療資源を効率的に活用し、すべての住民に公平で良質な医療を提供するため税金の投入がなされ、経営がされていることを再認識する必要がある。しかしながら、地方公営企業として安定的に医療提供をできるような経営基盤を築くことは当然必要なことである。市立病院が果たすべき役割を果たし、地域医療の最後のとりでであり続けるためには、適切な医療資源の配置による効率的な運営と安定した経営基盤を確立していくことが必要であるとされております。
 このように、理念は述べられておるそのまま受け入れられるものであり、同時に効率的な運営に意を用いなければ、永続的な経営もおぼつかないと私は考えるものであります。そこでお尋ねをいたします。効率的な運営をするのに一番のポイントはどんなことと認識されておられるかお尋ねします。
 三つ目は、トップのリーダーシップと職員の意識改革についてでございます。トップのリーダーシップの発揮や、職員の意識改革及び内部運営体制の改善が進まなければ、経営形態を変更してもメリットは生まれない。したがって、現在の病院の体質を変えていくには、病院の理念、ミッションの明確化と、病院経営に精通したトップの強いリーダーシップによる自立的かつ効率的な運営が必要である。また、現場の職員はリーダーのもと一丸となって目標に向かった取り組みを行い、地域住民に信頼される病院を目指し、患者の立場となり、職員のための病院ではなく患者あっての病院であり、サービス業だということを忘れてはならないと記されております。
 このことに照らして考えるとき、本市の場合、管理者として本当にふさわしい方がつかれておられるか疑問に感じておられる方が多いと聞いておりますし、私自身現管理者の就任以来今日までの言動を見て、適任者と認めることは決してできません。このことが改革のおくれ、また経営改善の進まない一因と判断しております。そこで、この危機を打開するために、開設者である市長が管理者が行う役割を直接担っていく方法に改めるべきと思いますが、それに踏み切る考えはないでしょうか。
 四つ目の望ましい経営形態と結論の部分でお尋ねします。責任体制を明確化し、より機動性、柔軟性が発揮できるという観点から、非公務員型の地方独立行政法人への移行が望ましいと考える。また、独法化は魔法のつえではない。効果を発揮するためには、強力なリーダーのもと、医師を含めた職員の懸命な努力が必要であるとともに、地域住民の理解、協力も必要不可欠なものと言える。また、移行に至る経緯の中で、個々の病院の民営化に向けた動きが発生した場合には、市が地域の医療を任せられると判断できれば民間移譲についても積極的に検討すべきである。
 この報告を受けて、市長自身の考えと相違する点はあるかないか、一致するのはどの部分か、そして医療局等に具体的な指示を出されたか否かについてお聞きします。
議長(星 順一君) 答弁は休憩後といたし、ここで昼食のため休憩をいたします。
          休憩 午後0時00分
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          再開 午後1時00分
議長(星 順一君) 再開をいたします。
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 14番、浅田 修君より早退の届け出があります。21番、佐藤 尚哉君より中座の届け出があります。
 10番、浅野 敬君に対する答弁を求めます。市長、布施孝尚君。
市長(布施孝尚君) 10番、浅野 敬議員のご質問にお答えさせていただきます。
 「登米市立病院の経営形態のあり方懇話会の報告書」をどう読み解いているかについてお答えいたします。
 1点目の登米市立病院に求められる役割についてでありますが、ご存じのとおり登米市立病院の経営形態のあり方懇話会の報告書につきましては、経営基盤を確立するために最もふさわしい経営形態のあり方や、登米医療圏のあり方などについてご報告をいただいております。
 登米医療圏の設定につきましては、平成20年に宮城県地域医療計画の中で、県内七つのうちの一つとして登米市全域を区域とした医療圏が設定されました。議員ご指摘のとおり、診療科目によりましては登米医療圏単独で対応できる体制とはなっていないのが実情でございます。
 懇話会の報告でも、この現状を踏まえ、急性期医療における大崎市民病院、石巻赤十字病院などとのさらなる連携の強化に加え、佐沼病院への医療資源の投入による体制強化について報告をいただいたところであり、市民の安全・安心を確保する上からも早急に取り組むべき事項であると認識しているところであります。
 その中で、佐沼病院への医師の集約という具体的なご報告もいただいたところでありますが、さきに19番議員に対し病院事業管理者から答弁したとおり、病院事業で取り組む、病院間での医師の連携や応援体制の強化、あるいは新たな医師の招聘の取り組みにつきましては、病院事業管理者と連携を図りながら最大限の支援を行ってまいります。
 2点目の市立病院の方向についてのご質問にお答えいたします。
 効率的な運営をするのに一番のポイントはどんなことと認識しているかとのご質問でありますが、懇話会報告にありますとおり、自治体病院が存在する意義は、地域住民が必要とする救急医療や僻地医療などの、民間医療機関が関与しにくい不採算部門を安定的に提供していくことであり、自治体病院がそうした役割を果たす上では、効率的な運営と安定した経営基盤を確立することが何よりも必要であります。
 このため、現在病院事業におきましては、改革プランに基づき経営改善に取り組んでいるところでありますが、効率的な運営という点では、限られた医療資源を最大限活用し地域医療を確保していくために、病院等の機能分担を行いネットワーク化を図ることであり、職員が一丸となりベクトルをあわせて行動できる体制を構築することが不可欠と考えております。
 3点目のトップのリーダーシップと職員の意識改革についてのご質問にお答えします。
 ご承知のとおり、登米市立病院は平成20年4月に地方公営企業法全部適用に移行し、病院事業管理者を設置し経営責任の明確化と職員の経営意識を高め、経営改善の取り組みの強化を図ることとしたものであり、平成20年12月には総務省が示した公立病院改革ガイドラインの趣旨を踏まえ「登米市立病院改革プラン」を作成し、現在の医療水準を最大限に確保しながら経営の健全化に向けた取り組みを行っているところであります。
 現在、あり方懇話会から示されました早急に取り組むべき事項、改善すべき事項も含め、病院事業の各部門の職員で構成する専門部会等の組織を活用し、経営改善に向けた課題の整理と実施に向けた計画づくりを進めているところであり、目に見える効果がさらに発揮できるよう、病院事業管理者としっかりと意思疎通を図りながら取り組みを進めさせていただきますので、ご理解をお願いいたします。
 4点目の望ましい経営形態と結論についてのご質問にお答えいたします。
 懇話会の報告書にある非公務員型地方独立行政法人は、地方公営企業法全部適用と比較すると、市組織の一部から別人格を有する法人となることにより、地方自治法、地方公務員法等の制約を受けずに、人事、予算、事務執行等を柔軟に実施できるという点では、経営の自由度が高まり、機動性の発揮できる経営形態であります。
 しかしながら、そのことだけで経営が安定向上するものではなく、このメリットを病院経営に生かせるかどうかは、まさに報告書にあるとおりであります。さらに、個々の病院につきましては、地域に必要な医療が確保されるという条件が整えば民間譲渡についても検討することとしており、改革プランに示した私の考えと相違するものではありません。
 また、懇話会の報告書では、経営形態の見直し以前に、現在の地方公営企業法全部適用での経営改善の取り組みを最大限求めるものであり、しっかり進めていかなければならないものと考えております。懇話会の報告書にある早急に取り組むべき事項も含め、経営改善に向けた取り組みを行うよう医療局に指示したところであります。また、夜間救急への対応と病診連携の分野につきましては、市民生活部にも取り組みを指示しているところでございます。
 以上、答弁とさせていただきます。
議長(星 順一君) 10番、浅野 敬君。
10番(浅野 敬君) ただいまの答弁を聞いて感じることは、率直に申し上げまして、責任者としての危機感の希薄さだけは十分に伝わったとあえて申し上げておきます。3年前も2年前も、また現在も、また今後来年も再来年も同じような言いわけで終始するようなことでよしとするならば、改革など進むものではないというふうに感じるものであります。もっと真剣に答えていただきたいものだというふうに申し上げたいと思います。
 まず1点目、佐沼病院への医師集約はできないという結論をお話しされているのかどうか確認をさせてください。
 2点目の、限られた医療資源を最大限活用し地域医療を確保するために、病院等の機能分担を行いネットワーク化を図ることであり、職員が一丸となりベクトルをあわせて行動できる体制を構築することが不可欠であるとは、具体的にはどこをどう改めるとか、削るとか、もっと具体的にお話しいただきたいものだと思います。
 3点目、答弁からは、現管理者が行ってきた仕事ぶりでよしと開設者として合格点を出されて、今後も託すというふうに受けとめていいのでしょうか。確認でございます。更迭など全く考えていないということでしょうか。重ねて確認させてください。
 4点目、経営に対しての基本的な構えが不確かに見えるのですが、私の受けとめ方が間違っているのでしょうか。いろいろおっしゃってはいますが、要は現行の全適で通したいのか、非公務員型独法にしたいのか、民間譲渡なのか、答弁書にはなかった公設民営の指定管理者制度なのか。結局どれを選びたいと考えておられるのか、方向性だけでもお示しいただきたいと思います。
議長(星 順一君) 市長、布施孝尚君。
市長(布施孝尚君) ご質問いただきました何点かについては、私の方からまずお答えをさせていただきたいと思います。
 管理者についての見解はということでございます。
 これにつきましては、当然まだまだ成果が十分とは言えない状況は、我々も深く認識をしているところでございます。そういった意味では、さらなるその取り組みについてもっともっとしっかりとするというような形の中で、その医師の集約も含めた取り組み等について具体に指示も出し、また現状についても報告を受けているというような状況でございます。そういった取り組みを着実に進めていくことが、今取り組む中で最も重要なことであると認識をしております。
 それから、経営形態についての考え方ということで、まず初めにお答えをさせていただきます。
 病院事業全体ということの中で考えますれば、やはり経営の中で市が関与するべき取り組みは残しておかなくてはいけないと考えてございます。ですから、登米市立病院事業全体というようなくくりの中で考えれば、今現状地方公営企業法の全部適用のしっかりとした改善の取り組みを進めることが、あり方懇話会の中でもご指摘をいただいたとおり、その取り組みが不十分な中で地方独立行政法人に移行しても成果は上がらない。ですから、その中身をしっかりと取り組み、その中で改善がなお見られないような場合には地方独立行政法人化をするというような形の中で報告も受け、私もそのとおりだというふうに認識をしております。
 それから、個別具体の、各医療機関それぞれの部分におきましては、答弁の中でもお答えをさせていただきましたとおり、民間譲渡等も含めたその医療体制が継続できるというような部分が十分に担保ができる状況であれば、当然のごとくそういった事業者にその経営、運営をお願いをするという基本的な考えでございますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
 ほかの取り組み等につきましては、病院事業管理者もしくは医療局の方から答弁をいたさせます。
議長(星 順一君) 病院事業管理者、大橋 章君。
病院事業管理者(大橋 章君) 医師の佐沼病院への充実といいますか、集約についてのご質問についてお答えいたします。
 現在、23年度に向かっての医療体制については、佐沼病院の新しい役割ということで回復期リハ病棟の開始なんかもあるわけですが、その新たな機能充実に向けて、現在医師の異動も含め、その調整過程にあります。その中で、他の病院等からの集約については、それぞれの病院等における今担っている医療の問題とか再生の問題もあって、難しい課題もあるということでございます。それで、その集約ということだけではなくて、病院間の医師の連携とか応援体制なんかも含めて体制づくりをしていきたいということで取り組んでまいります。
 それから、病院等の機能分担とネットワーク化を図ること、またはベクトルをあわせて行動できる体制を構築することが不可欠だということは、具体的にどうなのだということでございますが、まず病院等の機能分担を行いネットワーク化ということについては、改革プランでも示しておりますように、23年の4月に向けては病院の診療所化も含めて機能分担をきっちりその辺で体制づくりをしていきたい。病院機能については、その佐沼病院なり豊里病院にということになるわけですけれども、そのほか佐沼病院を中核病院ということで位置づけして佐沼病院の充実等も図ってまいります。
 その中で、他の病院等についてのその機能分担、役割についても明確化をして体制づくりをしていきたいということで、今お話を申し上げたところでございますが、それで職員が一丸となりベクトルをあわせて行動できる体制をどうつくるかということなのですが、改革というのは、前に19番議員のところでもお答えしたところでございますが、まず職員のやる気をいかにつくるかということがございます。それで、今の病院のおかれている状況の認識と取り組み目標といったものを共有して、職員が一丸となって取り組むことが非常に大事だということは懇話会の報告にもあるとおりでございます。それで、懇話会の方から指摘された事項も含めて、経営改善の取り組み事項について今専門部会を設け、その中で目標、情報の共有と職員のやる気を醸成させることということで取り組んでまいりたいということでございます。
 そういうことで、まず今職員がその目標というものをきちっと認識をして、そこにみんなで一緒に取り組むという、そういうことが非常に大事だという、そういう環境というか状況をつくっていきたいということで取り組ませていただきたいと思います。
議長(星 順一君) 10番、浅野 敬君。
10番(浅野 敬君) 管理者からご答弁いただきましたので、きょうは管理者に聞くまいと思っていたのですが、続けてお聞きをします。
 結局は、佐沼病院の医師の集約はできないという結論でよろしいのでしょうか。厳しいとかなんとかおっしゃっているけれども、結論として、そうであれば何名は集約オーケーだとか、そういうお答えが欲しいのですよ。
議長(星 順一君) 病院事業管理者、大橋 章君。
病院事業管理者(大橋 章君) 先ほど申し上げましたけれども、調整過程にありますので、何名という形で今報告はちょっとしかねる部分がありますけれども、新しい要するに佐沼病院の機能の充実ということもあって、それについての医師についての配置も今進めているところでございます。
議長(星 順一君) 10番、浅野 敬君。
10番(浅野 敬君) それでは、佐沼病院に限ってのお話ですが、現状の医師数から減るということは全く心配しなくていいですか。
議長(星 順一君) 病院事業管理者、大橋 章君。
病院事業管理者(大橋 章君) 今時点でのお話を申し上げますと、そういうことにはならないと考えてございます。
議長(星 順一君) 10番、浅野 敬君。
10番(浅野 敬君) 私は、こうしたいわゆるどっちつかずの状態が長く続くことが職員の方々の士気をそいで、おやめになっていく方が出てくるのではないかというふうに心配を実はしております。
 管理者が何と言おうと、私は佐沼病院の医師の現状の市立病院あるいは診療所からの医師集約については無理だと結論づけております。その延長線上で申し上げれば、改革プラン策定時に予定した市立病院の機能あるいは事業量が低下しないかと実は思っております。その幅を最小限にするにはどこをどう改めるか、早速にでも手をつけなければならないのだろうと普通は考えると思うのですが、19番議員への答弁では、プランは見直さないと、見直す考えはないというような明言をされております。改革プランを見直ししなくてやっていけるというマジックだと思いますが、この種明かしをしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
議長(星 順一君) 病院事業管理者、大橋 章君。
病院事業管理者(大橋 章君) 今、改革プランに沿って改革を進めているということでの取り組みをさせていただいております。その中で、改革プランは今ある医療資源でということでの努力をする改革となってございまして、それについて進めてまいりますということでお答えしたわけですが、そういう観点から今の改革プランを見直さないで努力をさせていただきたいということです。
議長(星 順一君) 10番、浅野 敬君。
10番(浅野 敬君) では、一体責任はどなたが最終的におとりになるのですか。
議長(星 順一君) 病院事業管理者、大橋 章君。
病院事業管理者(大橋 章君) 責任は私にあると思います。
議長(星 順一君) 10番、浅野 敬君。
10番(浅野 敬君) 簡単に「私に責任がある」というようなお話、具体的にはどういうふうにするというのですか。例えばうまくいかなかったときは、ただやめて済むというものではないと思いますよ。どういう責任のとり方ですか。
議長(星 順一君) 病院事業管理者、大橋 章君。
病院事業管理者(大橋 章君) まず改革プランの実現に向けて、その成果が出せるよう努力する、努めていくということで、責任を果たしていきたいということでございます。
議長(星 順一君) 10番、浅野 敬君。
10番(浅野 敬君) 市長にお尋ねしましょう。リーダーのタイプにはさまざまあると思います。よく言われる信長型、秀吉型、家康型といった分類もあるでしょうし、平時に向くタイプ、乱世に力を発揮するタイプとあるわけでして、本市の病院経営の危機的なときだからこそ、突破できる実行力の備わった人材を充ててほしかったなと思っておりました。人物眼が違っているので、これ以上立ち入りませんが、これからはこれまで以上に結果の数字を求めていきたいとあえて申し添えておきます。
 次に、病院等の機能分担の具体的な取り組みについてお尋ねします。
 米谷病院は、24年度まで暫定的に病院として存続するとなっていますが、しからばそれ以降はどうする考えかをお聞かせください。
議長(星 順一君) 病院事業管理者、大橋 章君。(「これは、開設者ではわからないの」の声あり)まず、病院事業管理者、大橋 章君。
病院事業管理者(大橋 章君) 米谷病院につきましては、佐沼病院の医師の検証とかがありまして、それでその状態の中で救急とかほかの医療を確保していくという観点でもって、24年度までということで現行の体制を維持してやっていくということにさせていただいております。それで、25年度以降をどうするかについては、その医師の招聘といいますか、確保の状況なり経営状況等を踏まえて、再度その25年度以降のあり方については判断をさせていただくということにさせてもらいたいと思います。
議長(星 順一君) 市長、布施孝尚君。
市長(布施孝尚君) まず、24年度までは米谷病院の体制は、もちろん今ご勤務をいただいている先生方の状況等も踏まえ継続ができると判断をし、24年度まで現体制を維持するというふうにお答えをさせていただいております。また、なおその後につきましては、医師の確保についての見通しが十分とは言えない状況にある中で、今現状はまだ結論は出しておりませんが、しかしそういった状況の中、例えばそういった地域医療を担っていただける方々とか、そういった部分のお話等があれば、我々としてはしっかりとそういった皆さんのお話もお伺いをしながら、責任のある体制の中で経営の譲渡でありますとか、その経営形態は別として運営主体をゆだねるということは、当然のごとく我々としては検討していかなくてはならないし、そういった部分も視野に入れていかなければならない厳しい状況であるということは認識をしております。
議長(星 順一君) 10番、浅野 敬君。
10番(浅野 敬君) ただいまお話のとおり、早く方向性を示さないと、せっかくお勤めになっている人材、残ってほしい方々もよそに流れていくという、そういう心配をまずしなければならないと私は思うのです。そして、要らざる不安や不信を植えつけて、何ら登米市当局が得するものは何もないと思いますよ。
 せっかくパネルをなれない手でつくってきましたので、これは市長ごらんになっていますか。きょう以前に。ここにあるとおり、昨年は佐沼病院と米谷病院が同じ点数で同ランクでした。今年度は、米谷病院が57点で12ポイント上がっていますし、佐沼病院は4ポイント上がって49点でございました。地域医療で評価の高い、近くの岩手県藤沢町民病院は、昨年は61点だったかな。そして、ことしは64点。米谷病院は、その評判のよい藤沢町民病院に迫っているところなのですよ。こうした病院をつぶして何を得ようと考えておられるか、この際率直にお話しください。
議長(星 順一君) 市長、布施孝尚君。
市長(布施孝尚君) 10番議員は、つぶすというお話を言われておりますが、私はそういう意識は毛頭ございません。そして、こういう状況の中で、例えばこのポイントが改善をした要因ということで申し上げれば、やはり病床の稼働率の問題もそうでありますし、そういった意味では米谷病院の先生方を中心とした職員が一生懸命頑張っていることは、当然のごとく高い評価をいただいているところであります。そして、またそういった状況の中で、例えば人件費比率も非常に高い、こういった意味では、例えばそれぞれの医療機関に合った適正な人員配置が十分に図られているということのあかしでもあります。
 そういった意味では、そういうすべての医療局全体としての、ある意味大きなその人的要因なども、実はそれぞれの医療機関の中で取り組んでいるというような状況でございますので、そういった意味では決して米谷病院をつぶすというような意識はございませんが、ただし今現状の中でご勤務をいただいている先生方、またこれからそうやって招聘をして取り組まなくてはいけない状況の中で、ではこの米谷病院を継続をするということと、そしてむしろこういった経営状況が良好な病院というような形の中で、今後とも運営をしていける見通しがあるということであれば、むしろ例えば民間の事業者の皆様もいろいろとご一考をいただけるような、そのような状況になっていくのではないのかなとも思っているところでございます。
議長(星 順一君) 10番、浅野 敬君。
10番(浅野 敬君) 話の順番なのですよ。考え方の。適切な民間業者がいればお願いすると。ではそういうあれがなかったときは、登米市の北東部に入院できる病院は要らないという結論でよろしいのでしょうか。私は違うと思うのね。どうしても北東部に一つは欲しいと。だから、登米市は設置はするから、民間の方々でやっていただけませんでしょうかというふうな発信の仕方をしないと、間違いではないかなと思うのですよ。その辺はどうでしょうか。
議長(星 順一君) 市長、布施孝尚君。
市長(布施孝尚君) そういった意味では、近傍の医療機関、そしてまたそういった医療に携わる皆様、そういった専門家の皆様ともいろいろご相談もさせていただきながら、そういうようなお取り組みをいただける状況等を適宜適切に判断をし、早急にそういった取り組みがめどとして可能なのであれば、そういった取り組みもしっかりと進めてまいりたいと考えております。
議長(星 順一君) 10番、浅野 敬君。
10番(浅野 敬君) この病院問題がいろいろなことを言われるようになって久しいのですが、要は解決するのに一番のポイントは市長の本気度なのですよ。覚悟の問題なのです。ですから、これ以上言っても答えが同じだと思うので余り言いたくはないのですが、やろうと思って市長にできないことは何もないと私はかねがねそう言っています。だから、やる気があるのかないのかだけなのですよ。
 よく協働のまちづくりを標榜されておりますが、登米市北東部、特に東和町、中田町の一部の一番の願望は米谷病院を残してほしいと、形はどうであれ、こういうことなのですよ。だから、それを拾い上げないというか、全く育てようとしないのであれば、協働のまちづくりの旗はおろしてからやっていただきたいということなのです。その辺をもう一度お願いします。
議長(星 順一君) 市長、布施孝尚君。
市長(布施孝尚君) できる方策、あらゆる手だてをとりながら、そういった医療体制を何とか確保していきたいと考えておるところでございます。ご指摘をいただいた点、十二分に我々としてもその意は以前からも強く受けとめさせていただいておりますが、そういったことをより具体的に早い時期に具現化できるように、しっかりとした取り組みを進めてまいりたいと考えております。
議長(星 順一君) 10番、浅野 敬君。
10番(浅野 敬君) その本気度に期待をしましょう。そういうことで、私は今一番心配しているのは、さっきも申し上げましたが、佐沼病院の医師が確保できないということも想定した方がいいと思うのですよ。そうしますと、予定していた仕事ができないわけなのです。そのとき、南西部は豊里病院で受け持つからまあまあいいでしょう。北東部にやっぱりどうしても米谷病院があった方がいいなというのが私の考えなのです。こういうことがわかっていながらそうとらなかったということは、多分私は言葉を変えて言えば人災だと思っているのですよ。その人災の定義について、危機管理監、一言お願いします。
議長(星 順一君) 危機管理監、阿部力郎君。
危機管理監(阿部力郎君) 私どもの防災課は、やはり災害時の対応ということでございまして、災害の対応に関します人的な災害の部分につきましては、ちょっと今この場でお答えするということはできませんので、ご了解いただきたいと思います。
議長(星 順一君) 10番、浅野 敬君。
10番(浅野 敬君) 何も職員いじめをするつもりはないのですよ。このくらいのことはわかっていてほしい、あえて危機管理監のところにも括弧して出しているはずなのだけれども、このくらい予想しないとだめだと思いますよ。
 それから、医療局の次長が頑張っていただいたけれども、ことしいっぱいで退職ということですので、その後のことについても十分に意思が通じてうまくいくようにだけお願いして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
議長(星 順一君) これで、10番、浅野 敬君の一般質問を終わります。
 次に、29番、八木しみ子君の質問を許します。
29番(八木しみ子君) 29番、八木しみ子でございます。
 私は、2カ件について質問をいたします。
 まず1件目の、うつ病対策についてでございます。
 自殺問題が全国的に深刻化している中、それぞれの自治体あるいは医療機関等が連携を図りながらさまざまな対策に取り組んでおります。登米市は、県内の保健所管轄区域別で自殺率が最も高い地域であります。ですから、自殺予防対策については、関係機関との連携はもちろん地域が一体となった取り組みでなければ、その効果を上げることはできないと考えております。自殺の原因は、生活苦などいろいろあると思いますが、健康問題がその半数を占めていると言われております。中でも、自殺の要因の一つとされるうつ病対策について、登米市の実態、そしてその取り組みの状況、今後の強化策についてお伺いをいたします。
 2点目でございますが、除雪計画と体制のあり方について。
 本日のように暖かい天気になると質問にもちょっと力が入りませんが、備えあれば憂いなしということで質問をさせていただきます。
 本格的な冬の到来が間近になりました。その年によって多い少ないはあるものの、降雪は市民生活に大きな影響を与えることになります。特に交通問題でありますが、国道、県道はそれぞれの機関が実施しております。市道の除雪体制については、合併前に比べ行き届いていないと思っております。特に山間地や通学路を初め、市民の日常生活に密着した道路については十分な対応とは言いがたく、迅速性にも問題がございます。早目に道路状況を確認の上、総合支所との連携を密にし、万全な備えと迅速な対応で冬期の市民生活を守るべきと考えております。市長の所信をお伺いいたします。
 以上2カ件について、ご答弁よろしくお願いいたします。
議長(星 順一君) 答弁を求めます。市長、布施孝尚君。
市長(布施孝尚君) それでは、29番、八木しみ子議員のご質問にお答えさせていただきます。
 初めに、うつ病対策についてお答えいたします。
 最近、さまざまなストレスなどからうつ病になり、そのため休職や退職となったり、また自殺に追い込まれるという事例が多く発生し、うつ病は重大な健康問題、そして大きな社会問題ともなっております。
 WHOの調査では、うつ病の有病率は人口の3%から5%とされております。約15人に1人の方がうつ病を経験しているとも言われ、うつ病はだれにでもかかり得るもので、決して珍しい病気ではありません。うつ病は、専門の医療機関で治療を受けることにより、8割の方が2週間から3週間で投薬の効果があらわれ、さらに休養、カウンセリングなどを経て回復に向かうと言われております。WHOの有病率から推計いたしますと、登米市では約2,600人から4,400人の方がうつ病に罹患していることになります。
 一方、国保の平成22年5月診療全疾病統計で見ますと、躁うつ病等を含む気分障害で医療機関の治療を受けている方は、被保険者2万9,252人の約2.8%に当たる826人となっており、WHOの有病率と比較しても少ない状況であります。しかしながら、うつ病患者の医療機関受診率は全国的にも低いと言われており、実際には疾病統計の患者数よりも多くの患者さんがいると推計されるところであります。
 治療を受けていない理由として、「自分で何とかしたかった」「どこに行けばよいかわからなかった」「ひとりでによくなると思っていた」などがあると言われております。本人も周囲の方も、うつ病をよく理解することが大切であり、心と体を十分に休ませ、かかりつけ医や専門機関への相談や専門医療機関受診を勧めていく必要があります。さらには、悩みを相談できる、人と人とがつながる地域づくりが重要であります。
 本市では、うつ病予防対策を含めた心の健康づくりを重要な保健対策として推進するとともに、うつ病対策が自殺予防対策としても効果的であることから、ストレス、アルコール依存、引きこもりなどにより生きづらさを抱えている市民の方々に専門医等が相談に応じ、問題の解決を支援する「心の相談」や、妊娠中及び出産後の母親の孤立化を防ぐことを目的とした「こんにちは赤ちゃんサロン」、中学・高校生の自己肯定感を醸成し、命の大切さを啓発する「いのちの講座」、高齢者の閉じこもりを防ぐための「元気高齢者事業」など、各種の教室や事業を通し、心の病に関する知識の普及、啓発、孤立しない仲間づくりの支援を行ってまいります。
 また、地域のつながりの中で、周囲の人の悩みに気づき耳を傾け、専門相談等の利用につなげていくためには、地域でのサポート体制づくりや地域のメンタルヘルスの向上を図ることが重要であります。こうしたことから、より多くの市民の方々に精神障害についての理解を深めてもらい、地域における自主的な活動を支援する方々を育成することを目的に、グループワークを活用した精神保健に関する「入門講座」や「中級講座」を開催し、昨年度は延べ178人の方が受講いただいております。
 本年度は、さらにうつ病予防対策のため「睡眠キャンペーン登米」を重点事業として実施しております。本事業は、うつ病の前兆として2週間以上眠れない日々が続き、食欲がない、意欲がわかないなどの症状が継続するということに着目し、うつ病の前兆の有無を判定するための簡単な自己診断シートを全戸に配布するとともに、市内の医療機関やコンビニ等にも配置し、本人やご家族、周囲の方々に「うつかもしれない」と気づいてもらい、うつ病の早期発見と早期治療を促進するものであります。
 市内には、うつ病などの精神疾患に対応していただける専門の医療機関は、2医療機関と非常に少ない現状でありますので、今後も登米市医師会や関係機関、事業所などと連携し、心の健康づくりを市民の皆様とともに推進してまいります。
 次に、除雪計画と体制のあり方についてお答えいたします。
 議員ご承知のとおり、市道の除雪目的は、冬期間の積雪時における道路の円滑な通行を確保することを基本としており、今日の車社会におきましては通勤を初め経済活動に大きな影響を与えることから、市民生活に支障のない除雪体制に取り組むことが肝要であると考えております。
 現除雪計画では、路線数で1,382路線、延長にして1,036キロメートルに及ぶ車道と、169キロメートルの歩道を対象として実施しております。近年は、地球温暖化の影響により降雪量が減少し、除雪をしなかった町域もありましたが、ここ数年は2回から3回ほどの除雪実績となっております。この除雪に関しましては、出動に係る現地確認の方法や迅速な対応のあり方について多くの要望もあり、適正な判断のもとで実施するよう指示をいたしております。
 除雪出動の基準は、各支所での観測により新降雪深で10センチメートル以上確認された場合と、この基準未満の場合は、今後予想される降雪状況や気象情報を総合的に判断して行うと定めております。降雪深や降雪量は地域ごとに状況が異なることから、より的確に迅速な除雪対応を行うため、積雪の状況から除雪出動に至るまで、各支所による確認、判断、連絡体制のもとに対応しておりますが、今後はさらに的確な情報を把握するため、これまでの観測地点に除雪委託者による観測も加え、広範囲からの情報をもとに対応してまいります。
 ことしの除雪配備等は、除雪作業受託者として約96社を見込むとともに、除雪作業機械につきましても除雪作業が可能とされる機種約140台の賃貸による計画をしております。作業の迅速化を図るには、効率的な除雪作業機械を配備することととらえておりますが、昨今の建設業を取り巻く情勢の厳しさから、稼働日数の少ない重機械の保有を避けリースによる形態へと変化して、加えてオペレーターの高齢化等も見られ、迅速化を図るには困難な状況となっております。
 今後、取り組みには多くの課題もございますが、県と市の一体的な作業等を検討し、機械の省略化を図り、市民へのサービスの向上につながるよう努めてまいりますので、ご理解をお願い申し上げ、答弁といたします。
議長(星 順一君) 29番、八木しみ子君。
29番(八木しみ子君) 答弁ありがとうございました。
 それでは、まずうつ病対策について再質問させていただきます。
 私は、うつ病について、登米市の実態がどうなっているのか、要するに潜在的な部分も含めてどの程度把握しているかをお伺いいたしました。答弁では、その分については触れてございません。ただ、このWHOの有病率の推計ですか、それから割り出した数字と、それから国保、5月分の診療から医療機関で診断された、その中で治療を受けた826人、この比較でWHOの有病率より少ないというふうなことしか書いてございません。たったこれだけしか把握していないのでしょうか。いろいろとこのうつ病の把握の難しさはわかりますが、これだけだといろいろな対策を立てようにも立てようがないのではないですか。どうなのでしょうか。
 それから、うつ病は社会問題となっております。答弁の中に、「決して珍しい病気ではない」というふうな表現がございますが、これはいかがなものかと私は思います。うつ病、そして自殺予防に対する支援のあり方を本気で取り組まなければならないときに、当たり前の病気みたいに軽い表現でいいものかどうか。
 まず、この2カ件についてお伺いをいたします。
議長(星 順一君) 市民生活部長、星 英雄君。
市民生活部長(星 英雄君) うつ病の皆さんの把握という点について、今ご指摘がございました。議員ご指摘のとおり、非常にこの問題につきましては、潜在的なものを含めまして実態把握は難しいのが現状でございまして、WHOの数字も市長が申し上げましたけれども、そのほかに国保の有病率というところでの、5月分の診療結果からでございますけれども、こういった実績に基づく数値というのが把握できる実態でございますので、そういった面ではご理解をちょうだいしたいと思います。
 ただ、いわゆる自殺予防という部分については、冒頭もございましたように、管内での高率での推移ということも踏まえまして、21年の3月に自殺予防行動計画を策定いたしまして、いろいろなネットワークをつくりながら、市民の皆さんとともにそういった対応をしていくという取り組みをいたしているところでございます。
 その中で、市長の答弁の中での話を引用していただいた部分がございます。私ども、特にうつ病の部分につきましては、できるだけ早い時期に発見いたしまして、専門の医療機関に結びつけたいという思いがございます。そういった意味では、うつ病を今の議員のように重く考える部分もございます。それは、うつ病と判定された場合には、そこで非常に重くとらえるわけでございますが、いわゆるうつ病かもしれないといった入り口の部分をできるだけ早く把握をするという段階では、そういった考え方ではなくて、珍しくないという表現でございますけれども、風邪的な考え方も一つ出てまいりますし、そういった中で適切な治療を早く受ければ回復できる病気という観点での表現でございますので、ご理解をいただきたいと思います。
議長(星 順一君) 29番、八木しみ子君。
29番(八木しみ子君) わかりました。それでは、本市では、この答弁によりますといろいろな取り組みをなさっております。まず、重要な保健対策として取り組んでいるのが心の健康づくりというふうなことでありますが、この事業ごとの利用人数あるいは年間の実施回数等については、後で一覧にしていただければありがたいと思います。
 ただ、この実施内容について、少しお聞きをいたします。皆さんもちょっと内容、私も「ああ、こういうのもやっているのか」ということでちょっとわかった点がありますので、まず心の相談についてでございますが、これは専門医等が相談に応じている事業ということでございますが、対象者の把握についてはどのようになさっていらっしゃるか。
 それから、こんにちは赤ちゃんサロン、これは本当に大事なことだと思います。妊娠中あるいは出産後のお母さんの孤立化を防ぐということで大変いい事業だと思います。ここで問題になるのが、やはり産後うつ。いろいろと新聞報道でも事件なども出ておりますので、この産後うつについては力を入れていただきたいと、このように思います。ただ、答弁の中にもございましたが、市内の精神科医の数が限られておりますし、このことにつきましてはやはり専門的な知識が必要かと思います。そこで、このお医者さんが足りない分ですが、保健師によるケアシステムですか、その構築をして取り組むのはいかがかなということでお伺いいたします。
 次のいのちの講座、これは中学・高校生を対象にした講座でございますが、これは教育委員会とのかかわりはどうなっているのでしょうか。
 それから、元気高齢者事業、これも高齢者の閉じこもりを防ぐというふうなことで、いろいろな各種の教室、それから事業として取り組んでいるのはわかるのですが、市民生活部長はこういった事業を実施するときに、その開催現場に行っているのですか。取り組んでみて、実際の成果と申しますか、どういうふうな状況か簡単にお知らせください。
議長(星 順一君) 市民生活部長。
市民生活部長(星 英雄君) まず、心の相談でございます。これにつきましては、今ございましたように、専門の医師であったり、あるいはカウンセラー、臨床心理士、精神保健福祉士等の専門の方々にお願いをいたしまして、各支所ごとに会場を設営しながら、その関係する皆さんに呼びかけをしながら開催をするということで、年間73回の開催を計画しながら実施をいたしているところでございます。21年度の実績で申し上げますと、相談者につきましては延べで229人の方々が相談に訪れていただきました。
 それから、こんにちは赤ちゃんサロンでございます。お話のように、特に産後のうつというようなものも社会的にも指摘をされている部分がございます。そういった面で、多くの子育て世帯の皆さんに一堂に会していただく中で、お互い情報交換をしていただくネットワークをつくったりということで、そういった安心・安全を持ってもらうという取り組みをいたしてございますし、さらには産後の分については、うちの健康推進課の方で全出生児を訪問して、いろいろご相談をちょうだいする、あるいはアドバイスをするというような事業を実施をいたしております。そういった点でいろいろな面があれば、そこから支所の保健師等につなげて、後のフォローをしていくというような体制をいたしているところでございまして、そういった意味での保健師の対応ということでございますけれども、こういったいろいろな相談会場等々であった事案について情報を共有しながら、それぞれケアをしていくという体制をつくっているところでございます。
 それから、元気高齢者のお話もございました。やはり閉じこもりというのが、これからは大きな問題になってくるというようなこともございまして、包括支援センター等と連携を強化をしながら、そういったものの予防ということであったり、地域での自主活動の啓発という観点から、元気高齢者事業等の展開をいたしているところでございます。
 直接私自身、その相談会場等には訪れている件はございませんけれども、特に自殺予防等については、市民の皆さんへということでキャンペーン等を実施をして、啓発活動をしながら周知を図っているという取り組みをいたしてございます。そういった中での取り組みを中心にいたしているというところでございます。
   (「いのちの講座。そのまま。」の声あり)
 はい。失礼いたしました。学校での連携の関係でございます。これは、特に中学校、高校を対象にいたしてございますけれども、学校に出向きまして、一定のカリキュラムの中でそういった命の大切さといった講演会を開催する等をやっているところでございます。
議長(星 順一君) ここで休憩をいたします。
          休憩 午後2時00分
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          再開 午後2時10分
議長(星 順一君) 再開をいたします。
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 一般質問を続けます。29番、八木しみ子君。
29番(八木しみ子君) 市の取り組み、もう2カ件。部長、お願いしますからね。
 国の自殺総合対策大綱の中で人材養成の必要性が明記されております。本市でも、この精神障害について理解を深めていただいて、そして支援する方、そういう方を育成しているようでございますが、昨年度は延べ178人の受講があったということでございます。実人員は何名か。そして、いろいろな受講後の活動と申しますか、どのようになさっているかお願いします。
議長(星 順一君) 市民生活部長、星 英雄君。
市民生活部長(星 英雄君) 心の健康づくり事業ということで、精神保健入門講座という形で開催をさせていただいています。一つには、入門の部分でございまして、市民の皆さんに多く専門的にいろいろな話を聞きたいという方々がいらっしゃるということから、お医者さんであったり、あるいは先ほど申し上げました臨床心理士の方であったり、そういった方々にお願いをしながら、各町域で入門講座を開催をいたしているところでございます。
 それから、その次に中級講座と申しますか、それらの話を聞いた中で、さらに深めた勉強をしたいという皆さんを対象とした講座を開設をするということでございまして、そういった講座を受けられた皆さんに、中級講座になりますけれども、近くであったり、あるいは地域であったりで、そういった悩みを持つ方々への相談に応じていただくような体制をとっているところでございまして、21年度は実人員にしますと39名の方々でございます。以上でございます。
議長(星 順一君) 29番、八木しみ子君。
29番(八木しみ子君) 受講後の活動、いろいろと支援していただくというふうなことを目的にして、こういった講座を開いているようでございますので、ただ勉強しただけで終わりということではいけないと思うのです。やはりいろいろな形で取り組みを一緒にお願いすべきだと思いますが、この点についてはどうですか。
議長(星 順一君) 市民生活部長。
市民生活部長(星 英雄君) やはり一番は、今議員のご指摘にありますように、いわゆるネットワークと申しますか、そういった連携という部分がこういった対応については非常に重要になってまいります。そういった観点から、いろいろな意味で、そういった機会をとらえて協力をいただくという体制をとって進めているところでございます。
 それから、自殺予防の関係で申し上げますと、国ではこのたび経済対策の一つといたしまして「住民生活に光をそそぐ交付金」というものを創設し、交付をするということで連絡が参っておりまして、市長からも、そういったものも特に活用した対応をぜひ前向きに進めるようにという指示をいただいておりますので、そういった点でもさらに取り組みを強化をしてまいりたいと思ってございます。
議長(星 順一君) 29番、八木しみ子君。
29番(八木しみ子君) 光をそそぐ交付金、ネーミングがとっても何か気に入ったのですが、どうぞこの交付金を使って、効果があるような取り組みをしていただきたいと思います。
 もう一つ、本年度の重点事業として取り上げております睡眠キャンペーン登米、この事業でございますが、これは早期発見と早期治療を促進するものということで、自己診断シートを全戸に配布すると。それから、市内の医療機関やコンビニ等にも置いておくというふうな事業をしているようでございますが、これはもうやっているわけですね。私は見ていないのですが、全戸に配布したのですか。このことはいいのですが、この配布した後の処理といいますか、大体うつ病患者の方々は医療機関にも何か受診率が悪いというふうなことでございますので、ただ配布しただけでその効果はあるのでしょうか。これはどのようになさるのか、その後の配布した後の処理、そして実施した後はどのように取り組むのかお伺いします。
議長(星 順一君) 市民生活部長。
市民生活部長(星 英雄君) 睡眠キャンペーンということでございまして、実は手元にパンフレットを持ってまいりました。こういったものを毎戸に配布をさせていただいてございまして、実はいろいろな相談事から、一番は一番後ろに、タイトル的には「お父さん、ちゃんと眠れてる?」というような呼びかけで、眠れているのが2週間以上であればというように、とんとんと2問ずつやっていって、これに該当した場合には「もしかして」という思いもあるので、医療機関に相談するようにというようなつくりになってございまして、さらにはその中段以降には、いわゆる自分が気づかなくとも周りの方で気づいていただくような、声がけの呼びかけという形でお配りをした経緯がございます。
 これは、その後ということでございますが、とにかくそれぞれ周囲であったり自分であったりという、皆さんがぜひ早期に気づいていただくような働きかけというキャンペーンの段階でございますので、これらの成果については少し時間を要するものかなと思います。
 それから、そういった悩みを持った皆さんが、なかなか相談しかねるというケースもあるという想定の中で、実はこのパンフレットがございますけれども、こういったものを、手帳サイズの大きさのやつを、コンビニ等皆さんが気軽に立ち寄れるところに配置をさせていただいて、何げなくとっていっていただいて、気になる方がどういう対応をすればいいのかというようなものが一目でわかるようなチラシを作成をいたしまして、現在取り組んでいるところでございます。
 この後についてはということでございますけれども、とにかく気づきを早くして、医療機関へ何とかつないでいきたいという思いでございまして、そういった呼びかけを多くの皆さんでやっていっていただけるような取り組みをしているところでございます。
議長(星 順一君) 29番、八木しみ子君。
29番(八木しみ子君) そうですか。そのシールというか、シートですか。これは見ない人も結構あると思うのです。といいますのは、区長さんが持ってくる資料が、一回にいっぱい持ってきていますから。何か、どっさりですね。そのほかに新聞広告から何から、みんな資料はそっちにやっている方が多いので、この配布のあり方はやっぱり検討すべきだと思います。これは、これくらいだと結構かかっていると思うのです。1部ね。こういったむだのないような取り組みをお願いしますからね。
 そして、やっぱり効果はまだ後と、後回しということで、その効果に対する期待は待ちたいと思います。
 それでは、本市のこの事業への取り組みを終わりまして、登米市職員の精神疾患の状況についてちょっとお伺いをいたします。
 資料をいただきました。簡単な資料をいただいたのですが、精神疾患と診断されている者、11月1日現在の状況は14名となっております。14名だと何か少ないようなのですが、潜在者の把握はしていないのか。しているとすれば、大体でいいですからお知らせください。
 それから、いろいろと前の方々も随分質問しておりますので、それをメモしたのをちょっと拾ったのですが、やっぱり年々増加傾向にあるようなのですね。この増加する原因をどのようにとらえていらっしゃるか、合併前後の状況とあわせてご答弁をお願いしたいと思います。
議長(星 順一君) 総務部長、小野寺富雄君。
総務部長(小野寺富雄君) 精神的疾患の潜在者ということでありますけれども、統計的に見ますと、やはり一度お休みになると、その復帰後高い確率で再度発病といいますか、そうした病気になるという方が多いようであります。そうしたことから、今復帰に向けたメンタルヘルスのプログラムを組みながら、職員の大切な資源としての確保を図るような対応を講じているところであります。
 また、増加する原因は何なのかということでありますけれども、まず第一点については、やはり当事者の性格的要因があろうかと思います。内向性、あるいは連携、協調性に一部不足する性格的原因。それから、もう一つは職場環境だろうと思います。仕事の悩み、あるいは仕事の不適、あるいは集団生活への対応が難しい、あるいは職場の人間関係、そうしたことがストレスの蓄積になるのだろうかと、そのような判断もいたしてございます。もう一つは、やはり家庭環境だろうと思います。やはり家族の病気なり、事故なり、トラブルなり、あるいは夫婦関係なり、子育てあるいは子供の教育の問題、そうしたことを原因とするものも想定されております。やはりもう一つは自己の環境だろうと思います。みずからの病気なり、あるいは金銭なり、こういうトラブル、こうしたものが要因となって精神的疾患になろうかと思います。
 やはりこうした部分をいち早く所属長、管理職が判断し、観察をいただきながら、職員の健全な対応をとらなければならないということから、昨年はメンタルヘルス研修を年2回、244名が参加しておりましたけれども、そうしたことを踏まえ22年度は年6回、現段階で582名の方がこの職場内研修に参加をいただき、職場におけるメンタルヘルス対策を講じさせていただいております。
 特に所属としては、職員の言動なり、連休、早退の取得の状況、あるいは業務の進捗状況、あるいは職員間の会話なり、あるいは職場の孤立感、あるいは市民からの事務事業の問い合わせ、こうしたものを幅広く観察をいただきながら、早期発見、治療、あるいは相談、指導に取り組まなければならないと、そう感じております。
 ただ、中にはこうした状況が一向にとらえられることなく、突如としてこうした精神的疾患に陥る方もありますので、そうした点については、やはり幅広い観察と言えば大げさになりますけれども、常日ごろの職員の行動というものをしっかり見きわめなければならないだろうと、そう思ってございます。
議長(星 順一君) 29番、八木しみ子君。
29番(八木しみ子君) はい、わかりました。そうしますと、合併前後の状況については特に把握しておりませんね。何か前はですね、以前は、前も以前も同じなのですが、私も職員だったわけでございますが、こういったことは全然なかったような気がするのです。なぜ今、このメンタルヘルス講座に全職員が受講をするようになったのか。このこと自体が、これはどこでもやっているのですか。登米市の職員だけが対象ではないのですか。
 これね、何かちょっとこれ、いろいろな問題がありますけれども、やっぱり職員の力で行政は動いているのですから、そういったことでこういう全職員が受講するような状況というのは異常ではないかと私は思います。ここまですべきなのでしょうか。やってしまったことをどうのこうの言いませんが、やっぱりこれはちょっと異常だと思います。
 やっぱりここまで来ると、ちょっと申しわけないですが触れさせていただきますが、先月市職員の自殺がございました。私は、市民の健康を守る市民生活部から出たということが、本当になぜかという思い、悔しさ、いろいろございまして、それは専門の目がそろっている中で、なぜ気づきがなかったのか。これが本当に残念でございます。そこで市民生活部長にお伺いしますが、部下を統率する立場で、どのようにこの件について思い、今後の取り組みに対する考え方をお聞きします。
議長(星 順一君) 市民生活部長。
市民生活部長(星 英雄君) 今いろいろご質問ありましたように、そういった部分をなくす取り組みを率先してやっております市民生活部内にあって、非常に悲しい出来事があったところについて、非常に私も深く反省をいたしているところでございます。振り返ってみますと、どうしても気づきと申しますか、そういった兆候的なものを私自身も把握できなかったという部分、非常に残念でなりません。
 それで、事後になりますけれども、部内福祉事務所の職員につきましては、課内、係内での配慮といいますか、そういった交流、かかわり、そういった持ち方ということについて改めて指示をし、あるいは話し合いをさせていただきながら、そういったものの防止に努めていきたいということで話をしているところでございまして、そういった意味では、総務部長が申し上げました職員のメンタルヘルスという部分については、全員というお話でございましたけれども、そういったことを学ぶことによって、お互いが職員同士でそういった気づきが持てるような点もぜひ学び合いたいということで、全職員が対象となったそういった研修もさせていただいているところであったわけでございますが、その成果が十分反映できなかった点について私も十分反省をいたしてございまして、今後こうしたことのないように取り組んでいきたいと思います。
議長(星 順一君) 29番、八木しみ子君。
29番(八木しみ子君) 本人の性格もあったと思うのですが、理由はどうあれ、まじめな職員が救われないような職場であってはならないと思うのです。やっぱり職場環境に何かが足りない。愛でしょうか。人間関係が何かしっくりいっていないのかなというふうな思いです。管理職の皆さんについては、意を用いて部下の指導に当たっていただければというふうに思います。
 市長にもこのことについては、やっぱり職員が健康でやる気の出る職場環境、これが一番大切だと思います。そこで、この職場環境の構築をどのように市長は今後図っていくのか、市長からも一言お願いします。
議長(星 順一君) 市長、布施孝尚君。
市長(布施孝尚君) 議員からご指摘をいただいた内容と、そういった部分も踏まえてこのメンタルヘルス講座の実施回数を拡大をし、できるだけすべての職員がそういった理解を、お互いがしっかりとそういった心のケアについての気持ちを持つというような取り組みとして、実は実施をしております。そういった意味では、これは実は市町村共済組合の中で実施をしている事業でもございまして、非常にやはり今そういったニーズが高くなってきているような状況にございます。登米市だけが突出しているという状況ではございませんので、その辺につきましてはご理解をお願い申し上げたいと思います。
 それから、先ほど市民生活部長から、今度の新たな交付金の中での取り組みということで指示をいたしたところでございますけれども、一般的にこういった講座というふうになりますと、スクール形式で何か講師の先生を、一方的に話を聞いて、「ああ、そうかそうか」ということだけで済んでしまうような傾向が間々見られるのが実情でございますけれども、そういった意味では、ある意味ワークショップスタイルといいますか、要するに実技も含めた形の中で、いろいろな他者とのかかわりをしっかりと構築することができるような、そんなプログラムも必要ではないのかなと思っているところであり、よりその取り組みが実効性が上がるよう、しっかりとしたものにしていきたいと考えております。
議長(星 順一君) 29番、八木しみ子君。
29番(八木しみ子君) それでは、このうつに対しての最後なのですが、やっぱり大事なのは、患者あるいはその家族、そしてそれに対する市民全体に対するうつ病への正しい理解と周知だと思うのです。この周知の仕方にはいろいろとあると思うのですが、今どのようになさっているかよくわかりませんが、いろいろ健診なんかではやっていると思うのですけれども、やはり今FM登米が開設しておりますのでこういった機関、あるいは広報、いろいろな形で周知していった方がよろしいのではないかと思います。
 それから、保健活動なのですが、保健師の活動が以前と変わったのですね。これは何か法律的な裏づけがあるかどうかわかりませんが、昔は訪問活動が多かったと。これは以前にも部長に私はお話ししています。ところが、今はデスクワークが多いのではないかというふうに思います。やはり訪問して目で見て実態を把握して取り組むことが一番いいのではないかと。こういったうつだけではなくて、今高齢者の虐待、子供たちの虐待、いろいろなのが言われていますから、そういったものも含めて、まずそれよりも実態の把握もなのですが、やっぱり保健師さんに行かれるとみんな喜ぶのです。安心するのです。来てもらったということで。そういったことも考えて取り組んでいただきたい。
 それから、一番にやっぱりネットワーク化でしょうか。これは行政だけではできません。専門的な分野も入らなければならないし、いろいろな機関との連携が必要だと思います。とにかく市民の健康、そして尊い命を守るということに一層の努力をしていただきたいと、このように思います。答弁をもらいたいのですが、いいです。時間がなくなりましたので。
 最後ですが、除雪計画と体制のあり方。
 本当に、これにつきましては対応する際の状況がよくわかりました。雪国ならまだしも、この答弁には年二、三回の除雪実績ということがございますので、やはり何かぼっぽり来て大変だということもあると思います。
 でも、行政は市民サービスが使命でございますから、やる以上は喜ばれるように、迅速に最大限の努力をしていただきたいと、このことをお願いいたしまして、私の質問とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(星 順一君) これで、29番、八木しみ子君の一般質問を終わります。
 次に、22番、沼倉利光君の質問を許します。
22番(沼倉利光君) 22番、沼倉利光でございます。
 農業粗生産額1日1億円について、市長にお伺いを申し上げます。
 農業問題につきましては、私で5人目でございますので、ほとんどぞうきんも絞り切ったくらいの感がしないわけではないですけれども、あと1滴2滴お話をお聞きさせていただきたいと思います。
 今年度の米価の下落による農家経済は深刻な状況と思いますが、現在の対応で十分と思われるのかどうか、まずお伺い申し上げます。また、畜産等他の農産物を合わせた農業粗生産額1日1億円の、現状での見込みについてもお伺いを申し上げます。以上。
議長(星 順一君) 答弁を求めます。市長、布施孝尚君。
市長(布施孝尚君) それでは、22番、沼倉利光議員のご質問にお答えさせていただきます。
 農業生産1日1億円についてお答えします。
 初めに、平成22年産の出荷契約の米の概算金についてでございますけれども、8月下旬に市内農協組合長に直接お会いし、生産者が意欲を持って再生産に取り組める概算金水準を設定していただきたい旨の要望書を提出しておりましたが、ご質問にもあるとおり、昨年産米に比べひとめぼれ1等米価格が、みやぎ登米農業協同組合では3,800円下落し、60キログラム当たり8,700円と決定されました。10アール当たりの出荷数量を510キログラムと仮定した場合、10アール当たり3万2,300円の減額となりますが、この額から戸別所得補償モデル対策固定払いによる10アール当たり1万5,000円を割り引いても、1万7,300円の減額となります。今後予定されている国からの変動払いが仮に1万1,000円と見込んだ場合でも、実質6,300円の減額となることが予想され、ご指摘のように農家経済は大変深刻な状況となっております。
 このような中、農家経営の安定緊急対策として、本市では県内自治体に先駆けて、みやぎ登米農業協同組合及び南三陸農業協同組合と連携して「水稲緊急支援資金」と「農業経営維持資金」を創設し、農家負担の軽減を図るための利子補給を実施しているところであります。これら資金の申し込みにつきましては、11月19日時点において、水稲緊急支援資金が24件で3,055万5,000円、農業経営維持資金につきましては120件で1億7,280万円となっております。
 ご質問の、登米市農業生産1日1億円創出プランの見込みは、平成21年の産出額は309億300万円であり、これは前年対比で1.8%、5億6,300万円の減少であります。この主な要因につきましては、畜産において、長期化した世界経済不況の影響による肉牛枝肉価格の低迷が子牛価格の低迷につながったものと考えられ、産出額で4億8,300万円の減額となったものであります。
 平成22年登米市農業産出額の概算見込みといたしましては、米において、さきに申し上げました水田10アール当たりの減額分6,300円と、本年産米作付面積1万876ヘクタールをもとに算出いたしますと、21年と比較し約6億8,500万円の減額になるのではないかと予想しております。一方、畜産においては、牛及び豚の枝肉価格につきましては前年並みの低水準にあるものの、和牛子牛は県種雄牛である茂洋の産子が高水準のA5発現率となっていることなどから、市場取引価格が上向き、前年を3億円程度上回るものと予想しているところであります。登米市農業生産1日1億円創出プランの達成目標は平成27年となっておりますが、米は畜産と並んで最も重要な品目であり、米の産出額の低下はプラン達成の展望に大きな影響を与えます。
 このような状況下、国では平成22年度の戸別所得補償制度モデル対策における米の補償制度に続き、平成23年度からは麦、大豆など追加した農業者戸別所得補償制度を実施することとしております。これら戸別所得補償制度につきましては、全国一律の交付単価を用いることとされておりますので、生産コストを抑えた上でできるだけ高額に販売することが、制度のメリットを享受できる内容となっております。
 このため、生産規模の拡大推進や水稲直播技術など新たな生産技術の導入等による生産コストの削減に加え、登米市産環境保全米をステップアップさせて他産地米との差別化を図り、有利な販売につなげる取り組みが必要であると考えております。また、ビジネスチャンス支援事業を活用しての農業の6次産業化の推進、生産者と実需者及び消費者との交流促進を目的としたビジネスマッチングや生産現場の訪問受け入れなど、これまでにも実施してまいりました施策のさらなる充実と効果的な推進に取り組みながら、農家経済の向上に尽くしてまいりたいと考えております。
 以上、答弁とさせていただきます。
議長(星 順一君) 22番、沼倉利光君。
22番(沼倉利光君) 前段の方何人か、この米価の下落についてのことについてお尋ねしていますけれども、重複しないようにお尋ねをいたしますけれども、今回この下落に伴う状況によって、農協が資金を貸し付けて対策するということでございますけれども、この水稲の緊急支援資金も24件、それから登米市全体の中で農業経営維持資金も120件というこの件数なのですけれども、これは市が、それから農協が想定している状況よりも現実は多いですか少ないですか。
議長(星 順一君) 産業経済部長、真山誠喜君。
産業経済部長(真山誠喜君) この資金を債務負担等の予算措置をする際にご説明申し上げましたけれども、想定したというよりも、限度としては水稲経営安定対策資金については10億2,000万を予定してございますし、それから無利子の方でございます水稲緊急支援資金につきましては5億1,000万の上限というか、予定でございます。そこからすれば、少ないというふうな感想でございます。
議長(星 順一君) 22番、沼倉利光君。
22番(沼倉利光君) これは、たしかこの説明があって議会でかかったときも質問したと思うのですけれども、やはり償還の時期が、当初のみんなが返せる来年の米が収穫されて返す時期であればいいのですけれども、そっちの制度資金、こっちの制度資金が入った後に全部それを乗っけてあげますみたいな形でやれば、農家の人も、これはお金をもらうわけではないですから、借りるということですから、やはりどうしても自己防衛にならざるを得ないというふうに私も思いました。ですから、当初の予定よりも少ないというのは、これはある意味では当然なのかなという気がします。
 では、だからといって、このお金を借りなくても農家経済は大丈夫かということを考えますと、私は前段の各議員が質問したように、例えば改良区の費の納めであったり、農協のいろいろな営農の預金の残高の問題であったり、いろいろとこのことについては、21年とこの22年のこの年末の時期ではかなりの緊迫したものがあるのではないかと思っております。ですから、このことについては、部長、もっと本当にこれでよかったのかどうか、農協ともっと話し合ってやっていかないと、農家のいろいろな不幸な結果が出てからでは遅いというふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。
議長(星 順一君) 産業経済部長。
産業経済部長(真山誠喜君) 二つの資金でございまして、一方は無利子の緊急つなぎ的な資金でございます。いずれ、無利子であっても借りたものは返すということでございますから、いろいろこれは、この資金を創設するに当たってJAさんともいろいろ折衝をしましたけれども、4月末という分については、今申し上げたようにおおむね妥当なのではないのかと。むしろ、来年の作付を含めてこれから始まっていきますから、返済がおくれれば一見楽なようですけれども、むしろ次の年にもいろいろ影響してくる分があるのではないかということで見てございます。
 それから、もう一方の中長期の資金でございますが、7年の固定の1.5です。利子補給後で1.5%です。いろいろこれに特に制限は加えてございませんから、今までの高い利子をこの資金に変えていくとか、そういった観点からいくと7年という期間は、これも特に短いという感じはしておりません。
ぜひそういった利用の部分でのPRが十分かどうかというのは、これは少し検証しなければだめなのですが、期間的な部分、あるいは内容的な部分でも使いにくいというふうな考えはしていないわけでございます。
議長(星 順一君) 22番、沼倉利光君。
22番(沼倉利光君) とにかく、農家は健全でやろうと思えば思うほど、今借りても来年どうなるかという不安が伴うわけです。これは、もちろん私も同じです。ですから、借りたくても借りられないのが現状です。
 こういった中で、今の平成22年のじゃあ米価で、去年の概算金とことしの概算金でどれだけ予算があるか資料をいただきました。平成21年の秋とことしの秋で、概算金で約27億1,787万円ですか。この27億円も、この秋に登米市内の農家の懐に入っていない。それから、反当たり1万5,000円という国からのお金は、所得別の補償の関係で1万5,000円は入ったものの、しかし一時的にでもその米の売り上げとして27億円入らないということのショックは、かなり大きいものがあるのではないかというふうに思っております。
 後で後でという形で、どうも今回はやらざるを得ない状況ですけれども、現実は農家であったり、それからこの地域の12月の年末であったり、お正月のいろいろな物の売り買いに対することに対して、消費がかなり低下するのではないかと思っていますけれども、それについてはどう思いますか。
議長(星 順一君) 産業経済部長。
産業経済部長(真山誠喜君) 昨年の時点での、いわば手取り、そういった観点からいけば、27億を超える金額でございますから大変な額だというふうに思ってございます。ただし、11月の中旬、多くは18日に戸別所得補償のモデル事業の固定払いの部分も含めて支払いがございました。この額が14億4,800万円ということでございますから、少し今前段申し上げた部分の緩和にはなったのかなと。あと残る部分は、もう少し時期は後になりますけれども、3月に変動払いの分を出すということでございますから、これに少し淡い期待をしているという状況でございます。
議長(星 順一君) 22番、沼倉利光君。
22番(沼倉利光君) 本当に、すぐ溶ける雪のような気はしますけれども、部長、やっぱり今この時期に、例えば27億のうち半分ちょっとが農家の口座に入ったといっても、現実に一般の農家の中ではどういう方があるかというと、よく言われるのは、9月から10月に始まって米を入れました。それでも農協の口座のマイナスがなくなりませんということを結構言われるのですよ。そういった方が、今言ったように全体で27億円のお金が入らない。後で14億幾ら入ったといっても約13億以上のお金がないと、やはり大きなものが、例えばさっき言ったように12月末のこの佐沼のいろいろな商工であったり、農産物の生産のためにいろいろなものを買おうという消費に、かなり影響するのではないかという気がしますので、このことはやはりしっかり検証していかないと、いかに農家経済がこの地域におけるいろいろな生産活動、それから商業活動にどういったかかわりがあるかということを、この際しっかり検証すべきだと思います。いかがでしょうか。
議長(星 順一君) 産業経済部長。
産業経済部長(真山誠喜君) 今、総合的に検証すべきというふうなお話でございました。産業経済部は、農業だけではなくて商工もございますし、それから雇用という部分の分野を担当してございますから、私どものまさにすべてが担当分野でございますから、今議員ご指摘の総合的に検証すべきという部分については、速やかにそういった作業、全くやっておらないわけではないのですが、詳細な検証を行います。
議長(星 順一君) 22番、沼倉利光君。
22番(沼倉利光君) ところで、今回の米価の下落ですが、いろいろな議論がされております。もちろん全部そういったことが要因になっているというふうに私も思います。当議会の方にも、星議長あてに、農業委員会からその米価下落対策に関する緊急の要請書も提出されている。特にこれは市長側にも行っているのかなという気がしますけれども、こういった状況の、みんなの各機関でこの下落に対するいろいろな思いがあります。
 さて、今回なぜ米価が、昨年の1万2,600円台から8,700円まで下がったかということについて、やはりJA登米と一緒になって市でも検証をして、やはりその対策をすべきではないかという気がします。と申しますのは、何かその農協のいろいろなこと、答弁は当たっているのかもしれません。例えば、全農みやぎでいろいろな販売策のために、いつでも売れるこっちのJA登米のやつは宝にして、エースにして切り札にしようといううがったような思いの話だけれども、その前に9月を過ぎて新しい米が出て勝負は終わったという、結局はエースを出しかねたというのが現状だと思います。
 そういう中で、例えば登米市のこの中でも、それから宮城県の全農みやぎに対しても、どうも私はその売り方に問題があるのではないかという気がします。例えば、全国の中でどういったことが発生しているかというと、在庫の量ですね。これは新聞に載りました。在庫の量はどこが多いかということで。先ほど伊藤議員からありましたように、宮城県が図らずもワースト1になったという状況でございます。
 しかし、ここにJA全農ちばの米穀部の去年の11月のやつをちょっとインターネットで調べてみました。何と、昨年の11月の末に、全農のちばではもう既に21年産米については商系の業者等で販売価格が全農販売価格を大きく下回り出回っていることから、複数産地で価格修正を図っていますというふうに、もう昨年のですよ、11月に21年度産米の米を売るためには、大幅な修正をしなくてはならないということを、既にほかの、同じ全農でも対策をつくっているわけですよ。では宮城県はどうかというと、大丈夫、大丈夫と、とうとう8,700円を打ち出すまで大丈夫ではなかったという、そういったことなのですよ。これは、やはりどうも登米も、それから全農も、全体でもっと検証して22年度産米についてやっていかないと、大変な問題が出てくるのではないかという気がします。
 今までの答弁の中では、売れましたと言っています。確かに売れたと思います。米、21年度産。ではどういうことなのか。私がある米の業者にお話を聞きますと、相対ですから、もう米をたたき売りしているという話ですよ。そして米価を下げて、そしてとにかく買ってくれ、売りますという、そういう状況があるというふうに聞いていますけれども、そういったことは聞いたことはありますか。
議長(星 順一君) 産業経済部長。
産業経済部長(真山誠喜君) 米といえども商品でございますから、いろいろな評価、あるいはそのときどきの値段も含めた動きがあるのは当然でございます。そういった部分をきちんとキャッチして、先手先手で対策を打っていくということで、JAちばの例、大変そのとおりだと思います。
 翻って、当地方がそういった意味でどうだったのかということについては、私自身すべてわかっているわけではございませんから、なかなかコメントできないのですが、前段部分、そういった動きは当然必要だというふうに思います。当然多くのバックには組合員がいるわけでございますから、この方々ときちんと情報等のやりとりをしながら、必要なときには下げることもあるということは当然あってしかるべき話だと思います。
 それで、たたき売りをしているのではないかというふうなお話でございますが、私どもの聞く範囲では、そういう状況ではないようでございます。一つの基準線になっているのが、大台と申しますか、1万円のところを一つの攻防戦にしながら、ある程度の見通しをつけてきたということでございますから、言われるようなたたき売りというふうな状況にはなっていないのではないかと思っております。
議長(星 順一君) 22番、沼倉利光君。
22番(沼倉利光君) 言葉がちょっと乱暴な言い方だったかもしれませんけれども、しかし現実に、これは河北新聞の報道ですよ。「新米価格最低を更新、10月宮城産。前月比5%安」。この2010年産のやつが前年度の同月比で下落の幅が多いのは、20%下落しているのは宮城産で一番大きいのです。これはどういうことかといいますと、結局は21年度産、22年度産をセットで売るから、どうしても値段を下げざるを得ないという現実があるのですよ。だから、言葉はちょっと乱暴だったかもしれませんけれども、これが結果的に23年度産までに影響しないようにぜひやってもらわないと、本当に大変なことになるという気がします。
 これは、今言ったように、ことしの米が来年、来年の米がその次の米価にどんどんと反映していくのですよ。例えば、この21年度産の米の残っている状況の中で、ワースト1はさっき言ったように宮城県です。では、東北6県でどこがワーストの中に、5番以内に入っているかというと、宮城、秋田、青森、岩手、山形が全部でワースト5に入って、福島だけは45位なのです。在庫の中で。これは売り方が違うのですよ。そこをちゃんと検証してください。では、北海道は、この前年度比と在庫の増減の中での、今のは増減の上位から下位までなのですけれども、北海道はその在庫の量では前年度比に比べると47位。北海道は生産量は60万トン、宮城の約、宮城は38万トンぐらいですから、どのぐらいなのでしょうか。そういうすごい量を売ってさえも、北海道は前年度比で47位。福島県に至っては45位。これはやっぱり売り方にどこか問題があるのではないかと思います。それを、単に全農みやぎに「はい、全部任せました。私たちはあとはどうでもやりません」なんていうやり方をしていると、こういう結果になるのですよ。いかがですか。
議長(星 順一君) 産業経済部長。
産業経済部長(真山誠喜君) 福島の例が出ましたけれども、これは議員の皆様もご承知のとおり、宮城は登米市ならず多くはいわゆる生産調整、そういったものにきちんと取り組んでいる地域でございます。ところが福島は、多くはそういったものはほとんど参加せず、いわゆるJAとかそういう系統からも外れて販売というふうな、生産して販売という形態をとっておりますから、我が地方とはかなり違う状況になっています。結果的に、当然隣県の価格、そういったものをきちんとつかみながら、そこよりも若干安くして、とにかく早く売り切るというふうな内容で動いてございますから、これは学ぶべき点もあろうかと思いますけれども、基本的に私どもの地域とはかなり違った取り組まれ方がしてきたということでございますから、そこの部分で学ぶべき点が多いということであれば、これは一生懸命いい点は学びますけれども、ただ生産調整、これはやはりこれからはこういったものも無視できない状況だと思いますから、これはこれで当地はきちんと取り組んできた地域でございますから、これを自信を持って取り組むこと。
 それから環境保全米ですが、これはJAのみやぎ登米でもさらにワンステップ上げて、成分を8成分から6成分というふうなことで出されています。ここを、何回も申し上げるように、市が直接米の販売まではなかなか難しいのでございますが、きちんとこの今変わろうとしている状況ですから、こういった取り組みをきちんと支援しながら、さらにやはり価値以上の値段がつくことが最もいいわけでございますから、今は価値までいかない私は値段だと思っていますから、今8,700円という概算金は本当に残念ではございますが、そこを実質的に上げていく努力、こういったものを急いでやっていく必要があるという認識でございますので、どうぞひとつご理解をお願い申し上げたいと思います。
議長(星 順一君) ここで休憩といたします。
          休憩 午後3時01分
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          再開 午後3時10分
議長(星 順一君) 再開をいたします。
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 22番、沼倉利光君。
22番(沼倉利光君) 先ほど、在庫の前年度比に比べる増減の1位から47位までの話をしましたけれども、これは河北の「6月現在5位まで東北独占」という、そういった河北新聞の中のインターネットからとったのですけれども、その中にこのように書いております。「全国では昨年農家に支払う概算金──仮渡金ですね──を引き下げた産地が概して善戦、東北では福島を除く5県が前年以上の概算金を出したことが裏目に出た」というふうに書いております。
 実際は、宮城県の場合は幾らも概算金を加算したわけではない。それでも、裏だか表だかわからないくらいワースト1位になったという、これはやっぱり売り方に問題があると私は思いますよ。ほかは概算金でそうなったけれども、宮城県はそうではない。やはりもっと柔軟な売り方をすべきではなかったかという気がします。
 実は、こういった話があります。同じ宮城県内の、これは多分独自の米の農協の販売のお話だと思います。相手の都合もあるので、その相手の名前は言いませんけれども、ある宮城県の農協では、ことしの6月の米の販売はもう既に1万1,000円で売っていたと。JA登米では1万5,000円だったと。それにプラス消費税。もう同じ宮城県内でもこれだけの差があるというお話があるのですよ。
 そういう状況の中で、もっとやっぱりしっかりと市況に合わせた状況でやっていかないと、後で「千何百円返してけらいん」なんて話になってしまうのです。最初からその分を値引いてもっと柔軟な対応をしていれば、このような米余りにはならなかったのではないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。
議長(星 順一君) 産業経済部長。
産業経済部長(真山誠喜君) 先ほども申し上げましたように、実はなかなかこういった分野に、私ども市として米の販売をしてきませんでしたので、実際全農県本部の中でのいろいろな動き、やりとり等についてほとんど関与しない中で今日来ております。
 ただし、これではこれからはだめだというふうな部分のことで考えてございますので、早くやはり売り切る、あるいは当然全国のいろいろな動き、あるいは価格、そういったものを私どももきちんと把握しながら、JAさんと連携すべきところは連携して、やはり早目の手当てを打っていくと。それから、あわせて、これも繰り返し申し上げますけれども、やはりきちんと価値どおり、あるいは価値以上に売る努力、こういったものを、ぜひ私どももこれからそういったものの部分に力を注いでまいりたいと考えてございます。
議長(星 順一君) 22番、沼倉利光君。
22番(沼倉利光君) 部長、そのある方に教えていただいたのですけれども、山形の庄内米については、JAが各所の集荷状況をバイヤーとか問屋、そういったところに全部集まって知らせて、そしてそこに人が集まるようにして、その教えたことによって米を買うバイヤーの人が集まりやすいようにして契約を成立して、自分たちの農協の米を売るようにしているという、そういったこともやっているわけです。
 やはり、登米市の場合、それから宮城県でも、もっともっとやっぱりそういった、全農みやぎがもちろん単位であることは間違いないのですけれども、しかしそこだけにすがってしまうとこういった結果になってしまうわけですから、全農みやぎと、それからJAと、そして行政と、そういったものがみんなで知恵を出してやっていかないと、最後にことしで27億円より概算金で落ちましたと。これは、結果的には別な形でお金は入ってくるものの、先ほど申しました1日1億円の農業の粗生産額からいけば、その分の金額が落ちたことになると思うのですけれども、いかがですか。
議長(星 順一君) 産業経済部長。
産業経済部長(真山誠喜君) ご指摘どおりでございます。ぜひ、この議場の中で、私どもも努力していくということで申し上げました。さらに、多くの議員さんも組合員でございますし、近くには理事さん、そういったいわゆるJAの執行者の方もおられますので、そういった声をやはり市内から大きくして、やはり今大きく変わっていかなければならないときだと思っていますので、ぜひ、私どもでできる部分、連携する部分をきちんと整理しながら取り組みますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
 それから、後段の部分については、全くご指摘どおりでございます。
議長(星 順一君) 22番、沼倉利光君。
22番(沼倉利光君) 何も部長をいじめて言っているわけではないのですよ。ただ、農家にとって、例えば、昔という言い方をしましょうか。昭和60年産米に、ササニシキで2万924円だった農協の自主流通米の仮渡金、それがこの平成22年には8,700円まで下がったという、後で補てんはしますという話にはなっていますけれども、しかし農業をやるという者からすれば、米価が下がったというそのことはすごく大きいわけです。国の制度が変わって、「いや、価格補償しますから、ここまで下げても大丈夫」というのであればいいのですよ。残念ながらそこまでの状況ではない。そういう中で、ただ単にいろいろな何が原因だかわからないけれども下がりましたという状況の中で、今この地域はいろいろな形で職を離れざるを得ない方が何人かいるわけです。うちの行政区でも、若い人が2人ほど大きな会社をやめました。そして、その人たちは今農業を手伝っています。一生懸命やる気持ちになっています。その中の一人は、もちろん田んぼも買いました。それで、私にももっと田んぼをお世話してくださいという人もいます。その人たちが、8,700円の米価を聞いて、もう「いやあ、あの田この値段で買わねばよかった」みたいなふうになってしまうわけですよ。それほど8,700円というのは、後で足しますと鉛筆で、幾らになるかわからない、足したり消したり、足したり消したり、そういったものでは、やはり農家をやっていく者にとっては本当に先行きが暗いということになるのですけれども、そういったことについてはやはり明るい少し日差しをつけてほしいのですけれども、いかがでしょうか、部長。
議長(星 順一君) 産業経済部長。
産業経済部長(真山誠喜君) 戸別所得補償は、来年度から本格実施ということでこの間申し上げてきました。ただ、これが今お話ありましたように、すべて戸別に所得が補償されるという制度ではございません。あくまでも、ことしのモデル対策で言えば、過去3年の平均の価格と、22年産米が出回る時期から1月までの全国的な平均値での差です。その部分を補償しますということです。変動払いは。
 したがって、多分今の状況からすると、東北あるいは宮城は一番下落している割合が高いのだと思うのです。そういった地域は、ある意味でこのモデル対策といえども恩恵がないか少ない地域になりますので、そこ以上にやっぱり高く売っているところは全国平均でいう変動払いのお金も受けて、さらにそれにプラスして高いということですから、そういった部分ではメリットはあると思うのです。そのためには、やはり何としても、どこまでも下がってもいいとは全く考えていませんで、今回の8,700円、できるのであれば一つの一番下の線ということで、もっとやっぱり上げていく努力を、何回も申し上げるように、ぜひ今まで取り組んでこなかったことも含めて取り組んでみたいと考えてございますので、よろしくどうぞお願い申し上げます。
議長(星 順一君) 22番、沼倉利光君。
22番(沼倉利光君) 市長、ちょっとだけ参考的にお伺いしますけれども、例えば私は8,700円でもいいのですよ。例えば1万2,600円の差額金をしっかり補てんすると。22年度産のあの概算金のときと同じくらいの金額に合わせて、国の試算はそうではなくてもっと上の方だったと思いますけれども、1俵当たり1万7,000円、違うな。資料をちょっと見失ったのでやめます。国の一つの指針がありますから、その指針のくらい価格補償をしてもらうのであれば、8,700円でも6,000円でもいいのですよ。でも、そういうことが、今国民の中でそこまで全然コンセンサスを得られていない状況の中で、来年はという話ですからね。ことしはというだけですから、その辺についてはしっかりとしたやはり国に対しての登米市としての考え方もまとめていかないと、市長、いけないと思うのですけれども、これはいかがでしょうか。
議長(星 順一君) 市長、布施孝尚君。
市長(布施孝尚君) まず、この制度の内容と、そしてその取り組みのありようについて、さきの13番議員のご質問でもお答えをしているところでありますけれども、結局その制度の全容、内容が、すべてでは農家の皆さんが本当にご承知いただいているかというとそうではない。それで、今までは概算金という形で、まずそこで全額いただいていたわけですよね。それから、今度11月18日に戸別所得補償の金額が支払われ、そして3月にはこの平均価格の価格補てん差分が穴埋めされるというような話でありますけれども、そういった状況についても、では幾らなのだということもまだはっきりわからないというようなことの中で、結局その取り組み全体がわからないので、何ぼ本当に所得が減るのかも想像もつかないというような形の中で、相当な不安をお感じいただいているものと思います。
 ですから、そういった制度のありようにつきましては、我々もしっかりと責任を持って農家の皆さんにお知らせするとともに、またこういったこの価格補てんの意味合いからも、実は十分な予算措置とはいえないような状況もあるわけでございますので、しっかりとその辺の部分の内容も国の方にも説明を求めていく、そういった取り組みを進めてまいりたいと考えております。
議長(星 順一君) 22番、沼倉利光君。
22番(沼倉利光君) 今の市長と同じような話が、ことしの11月29日に開かれた食料・農業・農村政策審議会食糧部会というところでも、ある委員から、米価の大幅な下落については臨時委員会の委員より、「企業経営の立場からしても、前年比79%から93%までの下落とは何だということになる。よく分析せよ」という意見も出たという、本当にこういった意見も出るくらい我々はもっと混迷していますので、ぜひ市長、頑張っていただきたいというふうに思います。
 部長、なぜ米価のことについてこれほどお話ししたかというのは、やはりいただいた資料と1日1億円の関係を見ますと、既に米と畜産の登米市の粗生産額についてはほぼ同額になってきていると。それは、21年分でですよ。これが22年のことしになってくると、逆にこれは大きく逆転してなってくるという状況でございますから、やはり畜産であれ、他の作物であれ、やはりこの米価が下落したことによる1日1億円の目標が大幅に狂ってくるということもございますので、その辺の総体的なことについて、もう一度答弁をお願いします。
議長(星 順一君) 産業経済部長。
産業経済部長(真山誠喜君) 1日1億円、平成27年の目標でございますが、今の米の部分を一つとっても達成が非常に厳しい状況と。さらには、TPPの問題も今後出てくるということで、非常にいろいろな私どもで持っている計画そのものが厳しい側面がございます。
 実は、登米市の成長戦略を含めたこの1日1億の計画も、平成22年が中間年でございます。ただ、ことしの3月に、国で食料・農業・農村の基本計画をつくりましたので、これを踏まえて中間年の時期を1年前倒しで検証して、新たな後期の部分で見直すべき指標は見直して計画をつくっていこうということにしておったわけでございます。これはこれで当然やらなくてはならない部分でございますから、これと今後の動き、いわゆるTPPの問題とか、そういった部分を十分情報をきちんととりながら、必要に応じてさらなる見直しとか、そういったこともしてまいりたいと考えてございます。
議長(星 順一君) 22番、沼倉利光君。
22番(沼倉利光君) ぜひ頑張っていただきたいと思います。
 そこで、先ほどの答弁の中でもありましたけれども、この米について、今後総力を挙げて他産地との差別化を図って有利な販売をやっていくということでございます。実は、部長、これはある方に教えていただいたのですけれども、ことしの8月に大阪のお店をやっている方が、いろいろ調べて、それで中田の米が欲しいということで、ある方を頼ってわざわざ連絡をとってきたそうです。
 そのお店というのはかなり大阪でも有名で、私も名前を聞いてびっくりしました。「銀シャリ屋ゲコ亭」というのだそうです。ここは、インターネットで調べてみたら、すごい情報の入っているお店で、そのだんながこっちの米がいいということで来たそうです。それで、このことに対してですけれども、ぜひ欲しいといったら、たしか四、五百袋ぐらい、ああ五、六百袋ですか。のぐらいの前後だったので、農協では見事にササニシキはそれだけは売りませんということで、量がないとかいろいろ理由をつけて結果的に断られたということだそうでございます。
 そのゲコ亭というのはどういうお店かというと、ある炊飯ジャーの宣伝があります。その中で、ある女優と男優の、多分見た方もあると思いますけれども、そのせりふの中で「このジャーは、ゲコ亭と同じくらいおいしいものが炊けるのですよ」という、そういった言葉が出るくらい有名な食堂屋さんだそうです。
 そこのやつを、コマーシャル用にすれば本当に安いくらいのお話だったと思うのですけれども、結局はJA登米からお断りされて、ある方がしようがなく中田の米を供給しているというような状況だそうでございます。まことに残念だなと思います。部長、本当にやろうとするということであれば、もしそこにどうしてもだめだったならば、だったら「わかりました。うちの方でどなたかを紹介して、おいしいお米を、じゃあ登米市のお米をお世話しますから」ぐらいのことをぜひ言ってほしかったと思うのですけれども、感想はいかがですか。
議長(星 順一君) 産業経済部長。
産業経済部長(真山誠喜君) 今ご紹介の方に、私もお会いしています。当然その同じ席にJAさんからも来まして、私も余り軽い考えではないのですけれども、きちんと対応をすると。それで、JAさんも含めてじゃあというようなことで、一応その場は別れたわけでございます。当然その後の経過の中で、今のような状況になったということについてもお聞きしております。
 実は、こういったお客さんと申しますか、ユーザー、こういった方がこれから大切になってくるのだと思うのです。それで、こういった部分に対応できないのでは、なかなか実際は13%を上げていくとか、あるいは登米市の有力な、ある意味でブランドに位置づけしてございませんけれども、有数のブランドになり得る米の販売の戦略、促進、そういった部分からは私は極めて残念だし、不十分な取り組みであるというふうに感じてございます。
議長(星 順一君) 22番、沼倉利光君。
22番(沼倉利光君) 部長もご存じだったということでございますけれども、やはり米戦略という中で、確かに小さいこともあるかもしれない。しかし、やっぱり全体的なことを情報を収集してやっていかないと、このインターネットで見て本当に驚きました。建物は本当にどこかの一流料亭のようには見えない建物なのです。しかし、寄せられた、皆さんの書き込まれた中には、ゲコ亭の御飯だけは食べてみたいという、そういったインターネットですごいものなのですよ。そういうところをあえてキャンセルするというこの考え方、本当に敬意を表したいですね。
 私は、部長、後でという考え方もあるかもしれませんけれども、やはり今部長が言ったように、こういったことについては大切に大切にやっぱり当たっていただきたいというふうに思います。
 最後に、ちょっと皮肉になるかもしれませんけれども、私は議員になる前に農協青年部活動をしました。ここに、8番の田口議員、それから浅田議員と、同じ時期の農協青年部の部長仲間でした。そのときに米価運動をしたときに、横浜に行ったときに、こんな都会にも農協があるのだと。田んぼをつくらなくても農協があるのだというふうに驚きました。今の登米市も同じです。農家の経済が破綻しそうになっているといっても農協の収支は黒字という、「このことについて、利光さん、ぜひ語ってください」と言われました。「我々農家の生活は苦しいけれども、農協の収支だけはこんなにいいのは一体何なのですか」と。「やはりもっとしっかり言うように、議場で言ってください」というふうに発言を頼まれてきましたので、あえてこのことを最後に申し上げて、私の質問を終わります。
議長(星 順一君) これで、22番、沼倉利光君の質問を終わります。
 ここで申し上げます。11番、菅原幸夫君より早退の届け出がございます。
 次に、6番、阿部正一君の質問を許します。
6番(阿部正一君) 6番、阿部正一です。一般質問を行います。
 経済状況の低迷や尖閣諸島沖、朝鮮半島の問題などで、国内外でさまざまなことが起きております。現在の国の対応などを見ておりますとき、これからの日本の国はどのようになっていくのか心配をしている一人であります。特に有事の問題等については、新聞、テレビ等でしか判断ができかねますが、もし日本が砲撃された場合、今の政府の危機管理体制で大丈夫なのかと危惧しているところであります。また、今国会は、場当たり国会、行き詰まり国会、またおわび国会と言われており、これからの日本の国はどこに向かおうとしているのか、多くの国民は心配をしているのではないかと思います。
 登米市も、合併をいたしましてから、早いもので5年が過ぎております。市民の市に対する評価はさまざまあると考えますが、その中である市民の方から「市長は余りにも頭を下げる場面が大変多いのではないか」との話を聞きました。私もそのように感じる一人であります。市のトップが余り謝罪をする場面が多過ぎると、多くの市民が大変不安になってくるのではないかと考えます。合併をいたしましてから5年を経過しておりますので、市長を支える皆さんもこのようなところをよく考えていただき、来年度に向けてしっかりと対応をしていただきたいと思います。
 それでは、質問に入ります。
 1カ件目ですが、環境問題等についてお尋ねをいたします。
 今、環境問題については、世界的に論議がなされております。本市においては、平成19年4月に登米市環境基本条例が制定され、取り組みがなされております。条例が制定された後の成果をお伺いいたします。
 2カ件目ですが、業務の拡充についてお聞きいたします。
 市の業務手続につきましては、コンビニ等を利用することにより大変便利にはなっていると考えますが、一部の市民から「土曜日、日曜日の開庁や業務時間の延長に取り組みをしていただければ、今まで以上に便利になる」などの声があります。その声にこたえることができないものかとお伺いをいたします。
 3カ件目でありますが、在京町人会についてお伺いをいたします。
 在京町人会でありますが、経済的な問題等を含め会員が減少し、運営が大変厳しくなっているとの話を聞いてまいりました。本市として何らかの助成をすべきと考えますが、いかがでしょうか。お尋ねをいたします。
 4カ件目ですが、ため池、道路整備についてお尋ねをいたします。
 まず、品ノ浦奥のため池整備でありますが、その後どの程度話が進んでいるのかお尋ねをいたします。また、飯島地区圃場整備が進められておりますが、事業の終了が近づいていると思います。終了後の道路舗装整備はいつごろになるのかお聞きいたします。次に、駒見橋取りつけ道路についてでありますが、完了の見通しはいつごろになるのでしょうか。また、舟橋から工業団地に入る中沢線についてでありますが、将来を見据えた中で工業団地専用道路として拡張すべきと考えますが、市長の答弁を求めます。
 以上、4カ件について質問をいたします。
議長(星 順一君) ここで申し上げます。会議規則第9条第2項の規定に基づき、会議時間の延長を宣告いたします。
 答弁を求めます。市長、布施孝尚君。
市長(布施孝尚君) それでは、6番、阿部正一議員のご質問にお答えさせていただきます。
 初めに、環境問題等についてお答えいたします。
 本市では、環境基本条例に基づいて、平成20年3月に環境基本計画を策定し、市民参加のもとで環境と産業とが共生する持続可能なまちづくりを目指し、自然環境の保全や循環型社会の形成、地球温暖化対策などの各分野において、合わせて56の具体的な取り組み項目を掲げて、その着実な推進を図っているところであります。
 これまでの主な成果といたしましては、まず自然環境に関するものでは、貴重な自然が残る平筒沼いこいの森について、平成20年6月に保全条例を制定し、保全のために必要な規制を設けるなどの措置を講じたところであります。また、保全と同時に環境教育の場としても活用していくため、森の中に規制内容の啓発用看板を設置したほか、樹木等へのネームプレート掲示などの整備を行い、現在自然体験学習のフィールドとして活用されております。さらに、地域の方々による「平筒沼いこいの森見守り隊」が組織され、定期的な巡視活動が行われるなど、行政と地域が連携して貴重な里地里山を保全していくための体制もできております。
 環境教育に関しましては、小中学校の児童生徒を対象とした環境出前講座等の事業メニューに加え、平成21年度からは地域における環境教育の推進役となるリーダーの育成講座も開催し、現在同講座修了者など市民21名の方々を市の環境教育リーダーに登録させていただいております。
 循環型社会形成に関するものでは、平成21年3月に、県、市、小売業者、住民団体による「みやぎレジ袋使用削減取組協定」を締結し、同年6月から市内小売業者11店舗においてレジ袋を有料化するとともに、マイバッグ運動を展開しております。協定に基づく平成21年度のレジ袋削減実績では、市内で約531万枚が削減され、本市のマイバッグ持参率84.1%は県内の各地域別でトップになっております。また、資源ごみ回収の推進により、ごみの排出量は着実に減少しており、市民1人1日当たりの排出量の直近の統計データでは、市制を施行した平成17年度の746グラムに比べ、平成20年度にはこれより40グラム、率として5.4%減の706グラムとなり、県内平均値966グラムと比べても27%ほど少ない実績となっております。
 地球に優しい産業の振興に関するものでは、平成21年度において、環境保全米の作付面積が水稲作付面積の78.9%に当たる8,647ヘクタールとなり、目標の1万830ヘクタールに対し79.8%の進捗率となっております。また、林業の振興におきましては、間伐実施面積が551ヘクタールの実績となり、目標の550ヘクタールを達成しております。
 地球温暖化対策に関するものでは、平成21年7月から、国、県の補助に上乗せする形で市の住宅用太陽光発電システム設置補助金の制度を設け、現在までに187件、出力合計799キロワットの太陽光発電システムが設置されることとなり、年375トンの二酸化炭素排出量の削減が見込まれております。その他市内では、廃食油回収によるBDF推進事業やエコカーの普及、事業所における太陽光発電システム設置の取り組みなど、確認できるものだけでも年間598トンを超える二酸化炭素の排出削減が図られております。また、市役所におきましては、環境マネジメントシステムの手法も取り入れながら省エネルギー対策を推進しており、平成21年度における電気や重油、その他の燃料の消費から生ずる二酸化炭素排出量は、平成17年度の2万930トンに比べて3,029トン、率にして14.5%削減され、1万7,901トンとなっております。なお、平成21年度に設置完了した衛生センターや小中学校4校への出力合計60キロワットの太陽光発電システムでは28トン、平成22年度に南方庁舎及び消防防災センターで進めている省エネ改修事業では42トンの二酸化炭素排出量の削減がそれぞれ見込まれており、以上のすべてを合わせた削減量につきましては、年間4,072トンになる見込みであります。
 環境保全、環境配慮活動を定着させ継続していくためには、市民の皆様一人一人のご理解とご協力が欠かせないものであります。平成21年3月には、市民レベルの環境団体として、市民や事業者、団体等による「登米市環境市民会議」が設立され、「地球温暖化対策」「自然環境保全」「循環型社会形成」「生活環境保全」の各部会でご活躍いただいているところであり、ほかにも環境に関する新たな市民団体が設立されるなど、市民の環境に対する意識は高まってきております。本市といたしましては、このような市民団体の皆様としっかりと連携しながら、環境基本計画の目標を達成するための諸施策を着実に実行してまいりたいと考えております。
 次に、業務時間の延長についてお答えします。
 登米市の執務時間は、午前8時30分から午後5時15分でありますが、業務上やむを得ない場合は職員の勤務時間を割り振りし、執務時間を変更できることとなっております。現在執務時間を延長しておりますのは、保育所や児童館、子育て支援センターが運営時間を延長しているほか、総合支所、税務課、クリーンセンターなどで昼休みの時間帯も交代制で職員が勤務し、市民サービスの向上を図っております。
 総合支所の窓口業務につきましては、執務時間を延長した場合の諸証明等の市民の利用状況を把握するため、平成18年度後半に全総合支所において執務時間を午後7時まで延長し、窓口サービス拡充に関する試行を実施いたしました。その結果、平日の11日間で81件、1日当たり総合支所ごとの平均取扱件数が0.8件、週休日2日間で36件、同じくその平均取扱件数が2件でありました。
 この試行の状況を踏まえ、窓口業務の執務時間の延長につきましては、住民サービスとして一定の利用は見込めるものの、時間延長に伴う職員の勤務体制の確保や行政コスト等を勘案した結果、窓口サービスの拡充につきましては別に対策を講じることといたしました。その対策として、事前の電話予約による証明書の交付対象種類を拡大し、平日は午後7時まで、土曜日は午前9時から午後5時まで時間外交付サービスを実施し、窓口サービスの拡充を図っております。
 現在、新たなサービスとして、住民票と印鑑証明については、住基カードを利用したコンビニエンスストアでの自動交付サービスなどについて検討してまいります。
 次に、在京町人会についてお答えいたします。
 合併以前より、各町域におきましては在京及び在仙町人会を組織し、ふるさととの定期的な交流会を開催し、情報交換を行い懇親を深めてきたところであります。合併時には、町域ごとに各町人会への補助金等の支出や事務局体制等は大きく異なっており、公平性を欠く状況にあったため、市としての対応方針について調整を図る必要が生じたところであります。
 平成17年度と18年度におきましては、登米市郷土出身者東京交流懇談会を開催し、各町人会代表の皆様と、補助金など市からの費用の支出や事務局体制等について協議を行ったところであります。その結果、平成19年度までに補助金等を廃止することや、事務局機能につきましては団体へ移管することで、各町人会の皆様からご理解をいただいたところであります。その後、登米市在京町人会連絡協議会設立準備会を経て、平成20年5月26日には、九つの在京町人会の代表者で組織する「登米市在京町人会連絡協議会」が設立されたところであります。
 本協議会は、ふるさと登米市とのパイプ役として、また各在京町人会相互の情報交換や交流の場としても重要な役割を担っております。さらに、会員相互の意見交換、情報交換を通し、新たな会員の加入促進対策など、協議会を中心に今後の課題も含めた検討を行い、よりよい方向性を見出していくこととしているところであります。
 首都圏に広がる登米市出身者のネットワークを大切にし、登米市発展に必要なご助言やご指導をいただけるよう、今後とも継続した交流の促進を図ってまいりますので、ご理解をお願いいたします。
 次に、ため池、道路整備について、ご質問のあった4点についてお答えします。
 1点目の品ノ浦奥のため池整備についてでありますが、ご質問のため池につきましては、平成22年度農業農村整備事業管理計画において、県営大上地区ため池整備事業として、計画期間の後期である平成26年度から29年度に事業実施の予定で盛り込まれているところでありますが、ご承知のとおり、国の農業農村整備事業費に係る予算は、本年度において前年比約6割もの削減となっていることから、県においては既に事業着手している事業の完成に優先的に取り組むこととしておりますので、後年度へのローリングが懸念されているところであります。しかし、農業農村管理計画に掲載されているすべての事業は、本市の農業振興上必要な事業でありますので、今後とも県担当部局との事業調整を図りながら、管理計画全体の事業推進に取り組んでいく中で、できるだけ早期に事業着手できるよう推進してまいりたいと考えております。
 2点目の経営体育成基盤整備事業飯島地区の道路整備についてでありますが、当地区の基盤整備事業は、平成10年度から26年度までの17年間の予定で事業実施しております。区画整理工事は平成21年度までに完了しており、本年度から品ノ浦幹線農道の路体地盤改良工事が実施され、平成24年度に舗装工事が予定されているところであります。また、経営体育成基盤整備事業飯島地区における関連道路整備につきましては、このほかに集落道2号線と3号線がありますが、本年度につきましては苗代沢から下品ノ浦に向かう集落道3号線が舗装工事まで完了し、平成23年度におきましては県道米山新田線交差点から飯島集落に向かう集落道2号線の改良舗装工事が実施される計画となっております。
 3点目の駒見橋取りつけ道路の完了見通しについてでありますが、この路線は1級河川迫川河川改修事業に伴う市道泥内線駒見橋かけかえ工事で、現在県が工事を行っているところであります。平成14年度に、河川管理者であります県と道路管理者であった迫町とで工事の共同施工の協定を結び、現在まで至っております。平成20年度に橋の上部工、21年度には一部取りつけ道路の舗装工事を完成しておりますが、用地取得の難航等により予定工程におくれが生じている状況にあります。基本協定の最終年度が本年度でありますので、用地取得についてはさらなる努力を県にお願いしているところでありますので、ご理解をお願いいたします。
 4点目の市道中沢線についてでありますが、この路線は北方舟橋から大洞団地を通り県道古川佐沼線へ至る市道であります。平成5年度、6年度に農村総合整備モデル事業の補助採択を受け改良工事を行った箇所でありますが、ご指摘のとおり、片側の水田の方につきましては、軟弱地盤のため一部不等沈下が発生しており、今後さらに沈下が大きくなる場合には改修等を実施してまいりたいと考えております。
 この路線を工業団地専用道路として拡張してはについてですが、工業団地へのメーンのアクセス道路につきましては、第3回定例会でご審議、ご決定をいただきました大洞9号線を考えております。現在、各企業から物流ルートについて具体的に示されておりませんが、今後本格稼働に伴って各企業の物流ルートの検証を行いながら、必要性が生じた時点で検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願い申し上げ、答弁といたします。
議長(星 順一君) 6番、阿部正一君。
6番(阿部正一君) それでは、まず業務の体制についてお尋ねをいたしたいと思います。
 この答弁書では、18年度に実施をしてみたというお話でありますが、平日の11日間と休み日の2日間だけ試行したのでしょうか。その辺についてお尋ねいたします。
議長(星 順一君) 市民生活部長、星 英雄君。
市民生活部長(星 英雄君) 試行の件でございます。平日におきましては、毎月第1・第3水曜日の5時15分から19時までということでございまして、年末年始あるいは週休日の窓口につきましては、12月24日と、それから年度末ということで3月25日に試行いたしてございます。
議長(星 順一君) 6番、阿部正一君。
6番(阿部正一君) 今の私の質問は、11日間ですかという質問でありましたので、それでよろしいのですね。それと、あと2日間だけ試行したというようなことでよろしいでしょうか。前後はないということでよろしいですか。質問に答えてください。時間がなくなりますので。
議長(星 順一君) 市民生活部長。
市民生活部長(星 英雄君) 失礼しました。期間とすれば、10月から翌3月までの6カ月間で延べ11日間ということでございます。それから、特定日については2日間ということでございます。
議長(星 順一君) 6番、阿部正一君。
6番(阿部正一君) この11日間で81件というのは、少ないと思いますか、多いと思いますか。
議長(星 順一君) 市民生活部長。
市民生活部長(星 英雄君) 日にちによって多い、あるいは地域によって多い地区等々ございますが、平均いたしますと、当初想定したよりは少ない件数だったという認識でございます。
議長(星 順一君) 6番、阿部正一君。
6番(阿部正一君) 私にこの答弁書をいただいたときに、「ああ、80件もあるんだ」というふうに思いました。行政は住民のサービス機関でありますので、やはりこのようなことを重視して継続していくのが私は市民サービスではないかなと感じます。これからそのような考えはないというふうな答弁書でありますけれども、特にコンビニ等を利用してというようなお話ですが、団塊の世代以降の方々はなかなかコンビニを利用するということは大変難しいところもあるわけでありますので、この時間の延長と休日の業務、いわゆる仕事を、ぜひあけていただきたいというふうな方々が多くありますが、もう一度検討していく余地はないでしょうか。
議長(星 順一君) 市民生活部長。
市民生活部長(星 英雄君) 今、団塊の世代のお話もございましたが、今日的に言えば、コンビニ等の利用という、いろいろな階層の方々が利用されているというようなこともございますので、そういった新たな住民サービスの提供という観点で検討させていただきたいと思ってございます。
議長(星 順一君) 6番、阿部正一君。
6番(阿部正一君) 検討するというふうなことでございますので、ぜひお願いをいたしたいと思います。
 特に、この業務の延長と、あとは休日の実施というようなことで、ある町では職員の方から提案をされて実施をしているということがあります。この町は、それだけ住民のために一生懸命に取り組んでいるのではないかというふうに私は解釈をしておりますので、ぜひそのようなところもお調べいただきまして、実現に向けて取り組んでいただきたいというふうにお話をさせていただきます。市長の方から、この件についてお話を伺います。
議長(星 順一君) 市長、布施孝尚君。
市長(布施孝尚君) 市民サービスの向上という意味では、いろいろな取り組みをすればするほどサービスは向上することは間違いなくあるわけでございます。しかしながら、限られた職員の中でその取り組みを進めていくという観点から考えますれば、やはりその効率化も進めていかなくてはなりません。
 そういった意味では、この議会の中でもお答えをしておりますが、職員を減らす定員適正化計画を進めておりますけれども、そういった中でやはり職員が市民の皆さんとの接点をつくる場も、どうしても少なくならざるを得ない状況は想定されるわけであります。しかし、それを端的にサービスを切るという形ではなく、ほかに補完するような手法はないのか、それは他自治体の取り組み等も含め十分に検討しなくてはなりませんし、そして業務の効率化の中で、勤務時間のシフトを組むことでそういったことが可能なのかどうなのか、そういったことなども検証をしていかなくてはならないと思っております。
 そういった意味では、これからまた職員がさらに減らすという状況の中で、そういった市民サービスをいかに影響を及ぼすことがないように、またコンビニエンスストアの場合には、実は年末年始以外の土日も窓口交付と同様の諸証明の交付が可能となります。時間的には、早朝早い時間から夜間につきましては11時過ぎまで、そういった対応が可能となるというような状況でございますので、そういった意味では当然団塊の世代の方のみにとどまらず、あらゆる世代の皆様に、そういった対応が幅広く取り組むことができるのではないのかなと期待をしているところでございます。
 なお、そういった部分につきましてのいろいろな取り組みについて、さまざまな検証は当然のごとく必要であると思いますので、今後ともニーズを十分に把握をしながら、適切なサービス提供の体制について検討を進めてまいりたいと考えております。
議長(星 順一君) 6番、阿部正一君。
6番(阿部正一君) 今、市長のお話を聞きますと、やるのかやらないのかさらさらとして聞いておりましたが、検討するというようなことでございましたので、ぜひお願いをいたしたいと思います。
 次に、在京町人会についてお尋ねをいたします。
 これは、前にも質疑で部長の方に質問をいたしました。部長は、今財政的に大変であるからというようなお話は一度も聞いたことがないというようなお話をお聞かせをいただいたような気がいたします。
 今回、迫町の迫会に参加をさせていただきまして、その中で連合会の会長さんの祝辞がございました。その中で、「財政的に大変厳しいので、市の助成があれば助かるが」というお話をなされておりました。大分部長のお話とは違うのかなというふうに感じております。特に前の部長は、連合会の組織ができた折には、この辺についても考えていくというふうな答弁をいただいているような気がいたします。このような引き継ぎがあったかどうかお聞きします。
議長(星 順一君) 企画部長、佐藤順悦君。
企画部長(佐藤順悦君) 最初に、引き継ぎがあったかどうかということからなのですが、引き継ぎはございませんでした。
 それで、今連合会長さんの話を例に出していただきましたけれども、先ほど答弁にございましたように、合併前の各町人会の事務局、あるいは運営方法、あるいは補助金等がまちまちだったということからして、統合してこういう形になったところでございます。そういうことからしまして、今後、今お話あったように補助金ということでございますが、補助金が廃止になった経過、説明、先ほど答弁でありましたけれども、そういうことからして今のところ考えておりません。
議長(星 順一君) 6番、阿部正一君。
6番(阿部正一君) この件については引き継ぎがなかったということでございますが、ぜひしっかりと調べてからお話をしていただきたい。こちらから向こうに行って、この補助金について余り出したくないというふうな雰囲気でお話ししますと、向こうではやはりなかなかお話ができかねていると思いますので、今度この連合会にでも参加しましたときに、ぜひその辺を聞いていただきたい。
 ただ、私が思いますには、これまで町人会の方々にはいろいろな面でお世話になってきているというふうに思います。今回も、いわゆるふるさと税をぜひ登米市にというようなご案内をたしかお出しになっているのではないかと。いただくものはいただいて協力するものはしないというのは意にかなわないと思いますが、どう思いますか。
議長(星 順一君) 企画部長。
企画部長(佐藤順悦君) 会の運営について若干申し上げたいと思いますが、今東京迫会の例を出していただきましたけれども、やはりこの団体については、17、18と、会長さん、副会長さん方と調整、いろいろな協議をしまして、19年度から補助金等を廃止したところでございます。その段階までは、五つの町域の町人会の方々に、それぞれの旧町で補助金を出しておりまして、そして四つがしていないということで、最終的になくなったということでございます。それで、運営面から言いますと、九つの町域のうち五つの町域では会費等をいただいて自主運営していらっしゃいます。会費をいただいていないのは四つの団体でございまして、そういうことからして、やはり自主企画、事業等をするのであれば、会費等をちょうだいした中で自主運営をぜひお願いしたいと考えておるところでございます。
議長(星 順一君) 6番、阿部正一君。
6番(阿部正一君) 私は、先ほども申し上げましたが、前部長は考えるというふうな答弁をいただいているような気がしますので、ぜひその辺を考えていただきたい。もし、こちらからそんなに助成をしないのであれば、こちらからもお願いをしなければいいのではないかと思います。どう考えても私は、おかしいのではないかと。本当はどなたが考えてもこれはおかしいですよ。お願いするときはお願いして、向こうからお願いされれば何もしないでは、やはりこれは通らないと思いますので、ぜひもう一度考えていただきたいと思います。
 それから、一つの提案でありますが、ちょっとこのお話をしますとブーイングが出るかもしれませんが、今いわゆる旅費をもらって議員が参加をさせていただいております。この旅費を議員に出さないで、町人会に助成するというふうなことは考えられないことなのか。これは特別職ですから市長も含めてですね。職員はよろしいですけれども。どうか、その辺の考えをお聞かせください。
議長(星 順一君) 企画部長。
企画部長(佐藤順悦君) 現在の制度上からして、そうした形に振りかえるといいますか、そういう考え方は持っておりません。
議長(星 順一君) 6番、阿部正一君。
6番(阿部正一君) 制度上というのは、制度は変えることができるのです。やる気があるかないかの話なのです。市の方で助成ができなければ、そのようなことも考えてみてはいかがですかということですが、考えられないのですか。
議長(星 順一君) 企画部長。
企画部長(佐藤順悦君) 繰り返しになりますけれども、在京町人会の皆さん方につきましては、任意の団体ということからしまして、自主運営をぜひお願いしたいと考えておるところでございます。
議長(星 順一君) 6番、阿部正一君。
6番(阿部正一君) それでは、我々も自費でいくように、そのような対応をしていただきたいと思いますが、どうですか。
議長(星 順一君) 企画部長。
企画部長(佐藤順悦君) 現時点では、各支所の中に予算化しておりますが、その辺についてはそれぞれの町域の中で話し合いということになるかもしれませんが、全体の担当部署である企画部としましては、そういうことは考えておりません。
議長(星 順一君) 6番、阿部正一君。
6番(阿部正一君) 今、町域の中でとか、そういうふうな問題ではないのです。今、登米市です。企画部長として、少し認識が不足しているのではないですか。ぜひ、今町人会の方々も見ておりますので、ぜひそのようなことも考えていただきたいと思います。市長はどのような考えでしょうか。
議長(星 順一君) 市長、布施孝尚君。
市長(布施孝尚君) 旧町ごとの町人会のありようというものも、実はその成り立ちからそれぞれ大きく異なっております。そういった意味では、本当に戦後間もなくのころに地域のつながりをみずからつくって設立をされた町人会もございますし、またそういった意味では設立の経緯として行政が主導をして設立まで支援をした団体もあるわけでございます。それぞれそういった設立の経緯、経過、そういったものにつきましても大きく異なる中で、そういったお話し合いをさせていただいた中でこういった取り組みをしております。
 しかしながら、この団体の活動については、やはり参加する会員の皆さんの年代のギャップでありますとか、それから今なかなか若い方々が、関東方面に行かれている方々の所在がよくわからないというようなお話もいただきながら、実はご案内が十分にすることができない。そういった意味で、かかわっていただいております会員の皆さんの年齢層も年々上がってきているというような状況も伺っているところでございます。そういった意味では、我々といたしましても、どういった形かで、そういった皆さんに対する情報の提供を何とかできないものかというふうに思案をしているところでございますので、そういった活動に対する直接的な支援と側面的な支援、いろいろな支援の方法はあるかと思いますので、そういった部分につきましてはしっかりとこれからも在京町人会連絡協議会を中心としながら、連携をさせていただきたいと考えておるところでございます。
議長(星 順一君) 6番、阿部正一君。
6番(阿部正一君) 町人会の方々も見ているかと思います。部長はやらないというような話ですが、議員の方からは、ぜひ我々の旅費を充てていただきたいというふうにお願いをしていますので、その辺はしっかりと部長は心にしめていただきたいと思います。
 次に、ため池と道路問題についてお尋ねをいたします。
 この品ノ浦の奥のため池ですが、前に質問しましたときには、25年に採択の予定だという答弁をいただいているような気がいたします。これはなぜ1年おくれたのか、その辺をお聞かせください。
議長(星 順一君) 産業経済部長、真山誠喜君。
産業経済部長(真山誠喜君) 市長答弁いたしましたように、農業農村整備事業の管理計画というものをつくって、この間対応してきました。これは、合併後につくったわけではございませんで、合併前の迫町から引き継いだものを上げているわけでございまして、基本的にはこれは変わってございません。ただ、本年度の例を見てもらってわかるとおり、非常に農業農村整備の予算が大分減っている状況の中で、見通しが少し厳しい面があるということでございます。計画自体は変わってございません。
議長(星 順一君) 6番、阿部正一君。
6番(阿部正一君) 私の認識しているところでは、もし合併をしなければ、このため池はもう整備されているのではないかというふうに認識をしております。
 このため池、この品ノ浦のいわゆる圃場整備などは、ある迫町の亡くなられた議員が、どうしても必要だというふうなことで取り組んだ事業でありますので、ぜひそのようなことを肝に銘じまして、もう少し努力をしていただきたいと思います。
 次に、舗装整備についてお尋ねをいたします。
 今、2カ所舗装整備をする予定だということでございますが、今後のこの地域の舗装整備はどのようになっているかお聞かせください。
議長(星 順一君) 産業経済部長。
産業経済部長(真山誠喜君) 少し詳細に申し上げます。
 まず幹線農道、真ん中の一番の幹線になる農道でございますけれども、本年度地盤改良工、そして来年度下層路盤工事、延長が1,650、そして平成24年度に舗装工事を行うということで、24年度終了でございます。それから、集落道の2号線につきましては、23年度に改良舗装を行うという計画でございますから、これはかなり現実的な話でございます。それからもう一つ、集落道の3号線につきましては、本年度改良舗装を行って、本年度で完了予定ということでございます。
議長(星 順一君) 6番、阿部正一君。
6番(阿部正一君) それでは、今お話をした以外の生活道路の舗装はどのようになるでしょうか。
議長(星 順一君) 産業経済部長。
産業経済部長(真山誠喜君) これは、この計画にはございませんので、市道、一般の中で考えていくことというふうに思ってございます。
議長(星 順一君) 6番、阿部正一君。
6番(阿部正一君) この件についても前にお話しした経緯がありますが、やはりこういう時期に、こういうときに舗装整備をしませんと、なかなか後でやるということは、恐らくこれからの予算づけをしますとできないのではないかと思います。できれば県事業でやっていただくような方法を考えていたかと思いますが、本来ならばそういうところに力を入れて、この計画とともにある程度の舗装をすべきというふうに思います。今のところ、一般道というようなことで取り組むということでございますが、そのめどは立っていないのでしょうか。
議長(星 順一君) 建設部長、高橋千壽君。
建設部長(高橋千壽君) 今の道路整備の関係でありますが、現在のところは計画には載ってございません。
議長(星 順一君) 6番、阿部正一君。
6番(阿部正一君) 考え方の相違だと思います。もう少し先を見ながら、こういう整備をしたらどうかなというふうによく思います。前にもこの整備について、前部長にも、その前の部長かな、質問した経緯がありますが、やはり計画を立てるときに、ぜひ国とか県の予算を使って、なるべく多く整備していただくように取り組むのが行政の仕事だというふうに思います。
 それでは次に入ります。
 泥内の駒見橋の件でありますが、今答弁書を見ますと、なかなか前に進んでいないような答弁をいただいておりますが、これも前部長の答弁と全然違ってくるのですが、それも引き継ぎはありませんでしたか。
議長(星 順一君) 建設部長。
建設部長(高橋千壽君) 引き継ぎは受けております。この事業につきましては、答弁で申し上げておりますとおり、県と共同施工ということで取り組んでおります。市の方では負担金を出して、県で今工事を行っております。
 それで、駒見橋右岸側の取りつけ道路について用地買収が進んでいない箇所があります。これについては、以前市でも打ち合わせを行っております。当然用地のめどが立たなければ、線形の変更まで考えるべきではないかというふうなお話をしたことがありますが、やはり県では線形変更については検討をいたしましたが、現道へのタッチとなる交差点、これは公安委員会の了解を得るのが難しいと。それから、付近の住民の方々の出入りを考慮した場合に取りつけ道路の勾配が急になるということから、線形の変更は難しいということで、現道のまま、今の計画のまま進めるということであります。
議長(星 順一君) 6番、阿部正一君。
6番(阿部正一君) 前の部長の答弁書がここにあります。「用地買収あるいは物件移転補償についてはほぼ終わりに近づいておりますので、これを含めて23年度というふうに考えております」ということは、23年度にある程度めどがつくというような答弁をいただいておりますが、これはうそになりますか。
議長(星 順一君) 建設部長。
建設部長(高橋千壽君) その答弁は、この道路ではなく、市で取り組んでいる泥内線の方、これは23年度で完成予定ということで進めているところでございます。
議長(星 順一君) 6番、阿部正一君。
6番(阿部正一君) 私は、この取りつけ道路の部分で聞いております。そのように答弁書になっております。ですから、このように話が変わりますと、私どもが地域に行ってお話ししたことがまるっきり違ってくるわけです。ぜひ、しっかりと調べていただいてから答弁をいただきたいというふうに思います。前の部長もそうでありますけれども、ぜひその辺はよろしくお願いをいたしたいと思います。
 それから、次に中沢線でありますが、これは前にもお話ししております。今回、工場が誘致されるということで、道路の関係でいろいろとお話をさせていただきました。通学道路を通るのは危ないのではないかと。それで、一部変更をしていただいて、大洞を通って今の瀬峰、我々は瀬峰街道というのですが、あの日向の道路に抜けた。ただ、反面、北浦から入る道路は、やはり通学道路から入るようになります。ちょうどこれは工業団地の真ん中を通る中沢線でありますので、これをやはり拡張すべきと思います。これは、将来的にも必要ではないかと。特に大型が入ってくるわけでありまして、大きなトレーラーも入ってくることもあるのではないかと思いますが、この件につきまして、これからまた考えていく余地はないかお聞かせください。
議長(星 順一君) 建設部長。
建設部長(高橋千壽君) 現在、工業団地の道路といたしましては、大洞9号線、これをメーンに全面的に今工事、改良を進めております。それで、これをご質問では工業団地の専用道路として改良してはということでありますが、現在のところ企業様から具体のお話を受けておりません。それと、答弁書でも申し上げていますように、平成6年、これは農村総合整備モデル事業の補助でありますので、これは農道整備というふうな規格になっております。工業団地の専用となりますと、基盤から全面的に改修しなければなりませんので、その辺もあわせて今後企業様側のお話があれば検討してまいりたいと思います。
議長(星 順一君) 6番、阿部正一君。
6番(阿部正一君) この道路でありますが、通告はしておりませんけれども、将来的に今の大洞からあの道路を抜いて、今の南方の方に専用線がございますね。あれに取りつけるというふうな考えなどはありませんでしょうか。
議長(星 順一君) 建設部長。
建設部長(高橋千壽君) 今のところはございません。
議長(星 順一君) 6番、阿部正一君。
6番(阿部正一君) 将来的に、これは八の森を通って専用線に抜けるとなると、これからのまちづくりに大きな恐らくプラスになるのではないかなと考えております。どうか、今後その辺も少し検討をしてみていただければというふうにお話をさせていただきます。
 あと3分しかありませんので、この環境の問題に入れないというふうに思います。ただ一つだけ、この環境問題についてお尋ねをいたします。
 大変幅が広くて、これまでも大変高度な質問が出ております。今回の答弁書には、水とか沼のいわゆるそのようなお話は出ておりませんが、この基本条例に、長沼のことだけを聞かせていただきます。伊豆沼も聞きたかったのですが。周囲が11キロと載っております。それと、いわゆるこの基本計画に、なぜ17年度のCODの調査の結果が載っているのか。もっと新しい結果をなぜ載せられなかったのか、それをお聞きします。
議長(星 順一君) 市民生活部長。
市民生活部長(星 英雄君) 計画策定の際の基準年の取扱時期ということで、17年の数値を採用した経緯でございますので、ご理解いただきたいと思います。
議長(星 順一君) 6番、阿部正一君。
6番(阿部正一君) 長沼の、県で事例発表をした方もおられますが、ここでは沼の周囲が11と書いてあります。11キロですね。長沼の周囲は24キロではないのでしょうか。これは、何を見てこのようなことになっているのか、ちょっと私にはわかりかねます。
 それから、この報告では、いわゆる長沼の透明度がうんと悪いというようなことも書かれておりまして、もう17年、18年ころから透明度が大変よくなっております。底が見えます。ですから、どこを見てこのような報告をしているのか大変疑問なところもあるわけでありますので、しっかりと調査をしてから報告をしていただきたいと思いますし、このときも17年度のいわゆるCODの調査の結果を載せております。これは、20年の10月以降にたしかやっていると思うのですが、その間のデータが出ているのですよ。CODは、多分7くらいにまで下がっているのです。このときには、もうこれは9とかそういう数字を載せておりますので、これはやはり新しいデータのもとでこういう事例発表をしていただきたいと思います。
 特に、長沼が汚れているというようなお話を何かで聞いた市民が、「うちの家族で長沼の魚を食べているのですけれども、食べて大丈夫だべかね」というような電話がありました。「市の方に問い合わせをしましたけれども、たらい回しをして、何かしっかり返事をいただかなかった」と大分おしかりをいただきまして、「私も食べておりますので、大丈夫ではないですか」というふうな返事しかできません。それは、こういう事例発表なんかでちょっと間違ったことを発表するとそういうふうになりますので、今後気をつけていただきたいと思います。
 時間でありますので、私の一般質問を終わります。
議長(星 順一君) これで、6番、阿部正一君の一般質問を終わります。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれで散会いたします。
 大変ご苦労さまでございました。
          散会 午後4時21分
上記会議の経過を記載し、その相違ないことを証するためここに署名する。
       議会議長  星   順 一
       署名議員  岩 淵 正 宏
       署名議員  八 木 しみ子

<発言者>

 

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